ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

2016/02/03(水)22:20

敢えて残念だとは,言わない。

つれづれ(1015)

今日は,やはりこの話題をスルーするわけには行くまい。いうまでもない。清原和博が覚せい剤所持で逮捕されたというニュースである。その後の捜査で,使用を裏付ける供述をもしているようである。 もちろん,これについては,すでにWEBニュースや各種SNS媒体で出回っているところであるが,私はそのどれにも与さない。このニュースを聞いて一番最初に思ったことは,まさに標題のとおりだからである。だからといって三文週刊誌の売文を信用していたわけではない。そもそも論として,明らかに一時期からの清原和博は,目つきから顔つきから何もかも変わっていたし,聞くところによると全身タトゥーを施していたという。薬をやっているかどうかは別として,反社会性力との親和性も疑われるレベルに達していたからである。ああ,そうかとまではいわないが,清原和博=覚せい剤という等式がいとも簡単に頭の中で成立してしまったといった方が正しいか。 それを裏付けたのは,逮捕されたときの覚せい剤の所持量である。0.1グラムというのは,覚せい剤事犯としてはかなり多い部類に入る。おおむね1回当たりの覚せい剤の使用量は0.0何グラムくらいである。すなわち,0.1グラムというのは,それだけで数回分の使用量なのである。早い話が,0.1グラムの所持というのは,もうそれだけで常習性を裏付けられたに等しいのである。これはもう覚せい剤事犯としては残念というレベルを超している。残念ながら。 しかし,清原和博はもういい大人である。自分でやったことの責任は,自分で取ればいいだけの話である。我々からいえば,彼が覚せい剤に墜ちたことはいわばどうでもいいことである。さらにいうなら,清原和博をよってたかって袋だたきにしたところで,何の意味もないのだ。中には自分の潔癖性を証明したいがためにヒステリックに有名人のスキャンダルを叩いて喜んでる向きもあるようだが,まずあんたの身の振り方を反省してからやれるもんならやってみろといいたい。WEBニュースや各種SNSで出回っている言説には,全く与する気がないのである。 まあ,あえて「残念」というならば,彼がNPBで,そして甲子園で残した記録を,自らの手で穢したことだろう。確かにNPBでは打撃主要タイトルは取れなかったが,ライオンズの,そしてジャイアンツの4番打者として500本を超える本塁打を打ったという結果は厳然として残っているのである。そして甲子園での活躍。1年生の夏から4番を張って決勝戦で先制ホームランを打ったのを手始めに,1985年夏の決勝戦,宇部商との高校野球史に残る名勝負で打った2本の同点ホームラン。見ていて鳥肌が立った。ABCのテレビ実況を担当していた植草貞夫元アナウンサーの「恐ろしい!(間が空いて)甲子園は,清原のためにあるのか!」という名実況すら,今となっては色あせてしまう。それが,残念といえば残念だ。 クスリと盗癖は,はっきり言って断ち切るのが非常に難しい。清原和博がいつから覚せい剤に手を染めていたのかは知らぬが,万一現役時代から手を染めていたとしたら,きっと断ち切ることは相当の困難を伴うだろう。もちろん,過去の名声もすべてが消える。それをすべて受け入れて,まさに裸一貫で治す覚悟が彼にあるかどうか。清原和博の今後はその一点にかかってくるだろう。もちろん,永遠に犯罪者のレッテルを貼って足を引っ張る権利は,誰にも持ち得ないことだけは付け加えておく。すべては,清原和博の自己責任である。 明日くらいからそろそろキャンプ情報を書こうかねえ。 BlogPeopleSIGMA People (告知) 姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。 (さらに告知) 弊ブログオフ会兼新年会についてのお問い合わせ窓口はこちら。

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