ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

また例によって対バファローズ戦はこの標題で，どちらが勝っても適当に鵺のようなことを書くことにする。もっとも，私は野球会社としてのオリックスは大嫌いだし，宮内義彦なんて万死に値すると思っているし，監督としての福良は評価していないから，そろそろやめてもいいのだが，選手に罪はないし，魅力的な選手もいるからやはりこの看板を下ろせないのである。

さて，昨年も交流戦最後のホーム6連戦の前に宮城で楽天に連敗，しかも非常に悪い内容の連敗を喫したことはいうまでもない。このときはその後の戦いを悲観してこのように認めたのだが，その後のまさかのまさかが続いたのはもう繰り返すまでもあるまい。しかし，今年はもう本当にカープはとどめを刺されるかもなあと思っていた。なんせいきなり対峙するのが金子千尋である。なんせ過去まともに打ったというより点取った試しのないピッチャーである。1点取られたら危ない，2点取られたら負け，そういうタイトな勝負になるのは必至だったからである。それを勝ち抜けるだけのチーム状態であれば，宮城でスウィープして帰ってきている。酔って今日はかなり厳しいという結論に達したからである。

で，実際に金子千尋はよかった。前回登板で打ち込まれたのが嘘のようだったが，逆に言えばそれだけ金子千尋にとってカープは楽勝で勝てる相手という認識だったのだろう。精神戦で優位に立っていたからこその今日のピッチング内容だというべきかもしれない。８回1失点だから，いくら金子千尋が取っている年俸を考慮しても十分に仕事をしたといってよいかもしれぬ。

しかしである。カープには，切り札が残っていた。薮田和樹。チームが苦しいときに燃える男である。今日も相手が金子千尋ということで，意地でも負けてなるものかという非常に強い思いがあったのだろう。今日のピッチング，文句のつけようがない。そしてそれ以上余計な言葉で形容する必要もない。EXCELLENT，これで十分である。

明日は市民球場に戻って予告先発は大瀬良大地対東明大貴。果たしてどんな試合になるか。今年は交流戦の首位攻防となっているこのカード，ぜひ今日以上に内容のある試合を期待したいものである。

最後に例によって告知を。今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら，またはこちらから。

まあカープは3連敗しなくてよかったね。

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