ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

2017/07/20(木)22:58

津田恒実忌に寄す

今日のカープ(4141)

昨日の試合を受けて,あるいはここ数日ニュースを賑わせている話題を見て書きたいことはあるのだが,なんとなくひと記事設けて書く気にもならない。なんとなく馬鹿馬鹿しいというか,そんなものに割くべき気力がないというか。なので敢えて触れない。 ほとんど私も忘れかけていたが,今日は津田恒実の命日である。早いものであれから24年が経つ。私も年を取るはずだ。もうとっくに彼の享年を追い越してしまった。それはさておき,彼が亡くなった1993年は,カープが19年ぶりに最下位に転落した年であり,暗黒時代の幕開けと言ってもいい年である。その前年も4位だったことに鑑みると,球団の津田への処遇がよくなかった(一応自ら身をひいたことにはなっているが,実際は違うらしい)ことがなにか関係しているんじゃないかと思いさえしたこともある。まあ表裏なく誰からも愛された彼のことだからそんなことはあるまいが。 忘れかけていた私にそのことを思い出させてくれたのは天からのお告げでも天上界の津田に引き寄せられたわけでもなんでもなく,WEB記事で出ていたのを見たからであるが,いうまでもなく津田に関するエピソードはNHKの大古滋久氏が広島局時代に手がけた「もう一度投げたかった」と津田晃代さん(津田の奥様)の「最後のストライク」でほぼ語り尽くされているため,もはや新しい発見というものは何もない。むしろあったらそれは眉唾かも知れぬ。 と,いうわけで,私もそれ以上に付け加えることは何もない。むしろ,徒に美談として描くことを警戒したいくらいである。 だから今日は,といっても残り1時間あまりになったが,せめて静かに弔いたいと思う。そのほうが,きっと津田も喜ぶことだろう。 彼はいわば不器用な「一芸職人」だった。 BlogPeopleSIGMA People (告知) 姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。 なお,今夏開催予定の「和装オフ会」に興味のある方はこちら,またはこちらから。

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