ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

昨日の試合内容は昨日のうちに書こうと思っていたが，ひさびさの夜遊びで帰りが遅かったのと心地よい酔いを醒ましたくなかったので，敢えて書かなかった。ひと言で言うと，昨日の試合，なんの内容もない惨敗である。理由は後述する。まあこの１敗くらいなら大して影響はないだろうと思うが，なんせ安からぬ木戸銭を払って見に行ったお客さんに対しては不誠実な態度だと言わざるを得ない。それでも電車に乗って帰っていたお客さんの顔を見ていたら笑顔があちこちにあふれていたのでなんだかなあと思ったくらいである。

で，今日の試合である。勝った以上の内容はない。もちろん今のカープにとってはそれで十分なのだが，今後のことを考えると些か不安もある。なんとなくすっきりしないのだ。

昨日今日とビシエドゲレーロにポカスカホームランを打たれていることは，よろしくはないがまあどうでもいい。今日の二人のホームランはまあ打った方を褒めなければいけないような内容だったし，試合の大勢に影響をさせなかった。むしろ，外のバッターがよってたかっても点にさせなかったことを評価すべきだろう。だからこそ，この二人の前には余計なランナーを置いてはならないのである。これは戦術の鉄則のようなものである。その意味では今日の薮田も堂上直倫にやらずもがなの四球を出したのは反省点だし，昨日のジョンソンの点の取られ方は最低である。こういうミスをやっているというところに，まあ気の緩みと言ってはなんだが余裕の持ちすぎのようなところを感じてならないのである。

もう一つ挙げるなら，攻撃が線となって繋がっていないところが不安である。昨日など勝てなかった最大の理由は攻撃が単発で連続性がなかったことを挙げてよいだろう。5点しか取れなかった内容ではない。もちろん勝てていたかどうかは分からないのだが，その可能性は十分にあっただけに，残念でならない。今日もはっきり言うなら5回の丸の走者一掃タイムリーがなかったら危なかった。それ以外攻撃の連続性が見られなかったのが残念である。話を昨日に戻すと，バルデスなど球数投げさせたら自爆することは分かりきっていたのに，無駄な初球打ちをしたりカウント有利になってから飛びついてアウトになったりとあまりにももったいない攻撃が見られた。こんなことをしていたら，そりゃ勝てるものも勝てないだろう。

はっきり言うならば，オールスターブレイク明けからのカープの調子自体は上がっていないと言うべきだろうと思う。前カードは精神論と竹槍でかかってきているような相手だったからよかったし，今カードも飛び道具に仕事をさせなければ封じ込められる程度のチームだったからよかったと言うべきである。まあ，こういうときは何でもいいから勝ちを拾っていくしかない。残念ながら現状のチーム状態で大幅連勝ということは難しいだろう。しかし，一方で白星こそ最大の良薬なのである。

だからこそ，今一番怖いのは油断である。こういうときだからこそ，必死さがほしい。相手を怖れるなかれ，しかし，緩めるなかれ。
言わずもがなだが今こそ謙虚たれ。

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