ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

朝は天気が持つかと思われた広島だが，昼前になって本降りの雨が降り出し，日中はそれが止むことはなかった。明日明後日も，台風の影響で雨であると天気予報は報じている。地勢上どうでもいいが故に台風にさえ無視されているがごとき広島であるが，今回はその影響を回避することは出来なさそうだ。

と，いうわけで，早々と中止の発表がされた今日のCSファイナル第4戦。昨日の試合が最低を通り越して底を打っていたために，助かったという見方も出来ようし，客観的にはそうなのであるが，なんとも私はまだ懐疑的である。雨で試合が伸びれば伸びるほど助かるのはベイスターズの方であるという事実を忘れてはならない。それに，連勝中に比べて，連敗中のチームにとって雨で中止が挟まるというのはモチベイションをあげる材料にはならない，むしろどんよりとした空気のまま次の試合を迎えることが多いというべきかもしれない。

もちろん，1958年の日本選手権のように，ライオンズが3連敗したあと1日雨天中止が挟まってその後4連勝したという史実もあるのだが，あれはまさに稲尾和久というスーパーエース，いや神様仏様がいたからなのであって，あまり参考にはならない。今のカープにそんなピッチャーがいないことは論を俟たないし，それだけ一気に空気を変えられる存在もいないというべきだ。だからこそミスターオクトーバーの誕生が待ち遠しいのだが，残念ながら候補生もいない。鰯の頭もなんとやらで，この際ブラッドに代わって合流するというメヒアに期待したいくらいである。

それほどまでに，今のカープに明るい材料は，何もない。その上に，指揮官が無能でどうしようもないから，二重のハンデを背負って戦っているようなものだ。さすがに昨日の試合の采配については庇いきれないと見たか，大本営発表下付機関である中国新聞「球炎」でもダメ出しが出ていたし，やたらとカープファンのブログ界隈も静かだったようだから（人様のブログは読まないから詳細は分からないけどね），あの頓珍漢采配を正当化できるだけの頭のよい人はいなかったらしい。アホな指揮官敵より怖い，一将功ならざりて万骨枯れるの典型だから仕方ないのであるが，表だって批判も出来ないところに彼らの不健全性を感じるのである。

これからの展開がどうなるかは，本当に天の神様のみぞ知る，ということにしておこう。いたずらな悲観論は有益なことではない。もちろん，根拠なき楽観論はそれ以上に有害なのであるが。次のプレイボールがいつかかるかが今のところの関心事である。

明るい材料が何もないと言えば，今日久方ぶりに国営放送の地上波で中継されたサンフレッチェである。一応最初から最後まで見たが，感想はひとこと，枠を食うシュートも打てないようなサッカーで木戸銭取るんじゃないと言うことだけである。もちろん今日負けたところで残留の可能性が厳しくなったわけではないが，あんなサッカーしか出来ないようじゃ先が思いやられる。だから奈良とかいうチンピラに「来年はJ2だ」と試合中に言い放たれるのである。この発言は許しがたいものであって，フロンターレというチームに悪魔よ降臨せよと思うだけであるが，そもそも論として言われるようなサッカーしかしていない方も悪いのである。

そう言えば，明日は選挙サンデーである。ここでおもしろい結果が出れば，明日の楽しみになるんだけどねえ。

本当に情けないよ，全く。

BlogPeopleSIGMA People



（告知）
姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。