ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

まあ，文句は言わない。勝ったという以上にそれなりの内容があったのではあるまいか。

今日がオープン戦最後，しかも満員の市民球場だったからというというわけではあるまいが，昨日の試合と比べて今日の試合には意地でも勝ってやるというがむしゃらさが感じられた。これもひょっとしたら単なるファンの欲目なのかもしれないが，さすがに連敗を続けたままフィニッシュするわけにはいかないという思いが少しでもあったのかもしれぬ。まあ，そうでなければいけない。

正直言って大瀬良が先発という時点で余り期待していなかったのだが，今日の大瀬良の内容は見違えるくらい良かった。惜しむらくは前に失点したことが悔やまれるところであって，中田賢一が崩れてくれなかったら痛い失点だったかもしれないのだが，それでも無死2・3塁から1点でとどめたことは評価せねばならぬ。特にデスパイネを三振に取ったのは良かった。今のところ開幕第３戦の先発が有力視されているが，期待して良いのかもしれない。もっともこれまで散々裏切られてきているから過信はできないが。

心配なのは，ジャクソン。単に調整途上だからなのか，それともパシフィックには通用しない何かがあるのかは分からない。どちらにしても，リリーバーの出来如何が今シーズンの帰趨を握るだけに心配だ。

もうひとつ心配なのは，サードをどうするかだ。安部は調整具合に，西川はディフェンスに心配がある。メヒアで腹をくくる手もあるが，外国人枠の関係でそうも行かぬ。それにメヒア。二戦級のピッチャーは確かによく打つが主戦級の投手になると少しく不安がある。

さらに不安なのは，會澤が離脱したキャッチャーである。首脳陣は軽傷を強調するが，だいたいカープが軽傷を強調するときに限ってろくなことがないのは歴史が証明している。今日も最後まで磯村にマスクをかぶらせたことが首脳陣の焦燥の表れといってよいのではないか。どうせなら腹をくくって坂倉にマスクを委ねることが赤ヘル百年の計に叶うことは明白なのだが，そんな度量がメグにないことはいうまでもあるまい。

まあ，不安を挙げていったら正直キリはない。３月３０日開幕という日程は待ってくれないのだから，そこまでに何ができるかということを考えていった方が良かろう。それは，明日以降にでも追い追い書いてみたいと思う。

しかし，これで３連覇を目指すかと言われても，やっぱり不安ばかりが先だつねえ。

負けられない戦いの準備は良いか。

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