ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

2018/06/10(日)19:43

両手を挙げて喜ぶ白星でもないかもね。

今日のカープ(4141)

なんとも曰くいいがたい試合ではあったけれども,結果として勝ったから良い。今言えることはそれ以上でも以下でもないと思う。 白星こそつかなかったが九里亜蓮がお立ち台に呼ばれたのは妥当だろうと思う。九里が6回無失点のピッチングをしなければ,今日の試合こそ本当に完封負け喰らっていたかもしれない。それほどまでに相手先発の美馬学のピッチングには気迫がこもっていたし,何とか自分の手で白星をたぐり寄せるんだという思いが出ていた。ただ,その気持ちが最後の最後で空回りしたと言うべきかもしれぬ。勝負事にIFは禁物だが,敵将梨田が早めの継投に出れば,少なくとも西川のところで高梨を投げさせていたならば,また別の結果が出ていたような気がしてならない。しかし,そこまで含めて野球である。なんとしてでも美馬に白星をという思いが出過ぎたのかどうかは知らぬ。それに,西川に投じた一球,確かに高めに浮いた失投に違いないが,これを仕留めたのは西川ならではというべきで,相手も悪かったと言うことかもしれぬ。 なにを主題に書いているのか分からなくなってきたが,要するに今日の勝因は九里と西川に尽きると言うことである。西川について言うならば,あの場面で初球をひっぱたいてスタンドに放り込んでしまうというテクニックはまさに天才西川の本領発揮と言うことなんだろう。あとはサードのディフェンスさえなんとかなれば文句なしのレギュラーなのだが。 さて,カーププロパーのこのシリーズについての考察はとりあえず明日に回すとして,相手関係から見た考察を加えるならば,やはりあまりにも勝ち方が物足らないということに尽きるだろう。もちろん投手陣は都合27イングを1失点,しかもスクイズによる1点に抑えたのであって,3タテという結果はその意味では必定なのだが,やはり攻撃陣の火力不足が気になって仕方ないのである。たとえ昨日が則本昂大で,今日の美馬学が好投していたとしても。3連勝という結果が出せたのは,ひとえにイーグルスの致命的な火力不足による相対的なものと言うべきだろう。 もちろん私はイーグルスの野球をつぶさに見ているわけではないので,いかにも何でも分かっているかのように書くことはできないが,正直ここまで投打のバランスがぼろぼろになっているとは思いもしなかった。実は昨日や今日のようなイーグルスの負け方は,実は大型連敗や大型借金をする末期症状の時によくある試合ぶりなのであって,智将梨田昌孝をしても如何ともしがたいというのが実情ではあるまいか。こういうといかにもイーグルスを悪し様に書いているようだが,私だって大低迷時代の南海ホークスとかつい最近までのカープの「失われた二十余年」をつぶさに見ているので,「弱い」ということについては実体験としてよく分かっているつもりある。 昨年最後までホークスに迫ったイーグルスになにが起こったのかは,私には分からないし,書く資格もないから,嘴を突っ込むことはしない。しかし,もって他山の石としなければなるまい。カープだって人ごとではないのだ。 なんだったら,セントラル連覇の「名将」とそれを支えた「名投手コーチ」を,イーグルスにトレードして,かわりに梨田監督と佐藤のヨッさんをカープに迎え入れてみてもいいのではないか。非常に興味深い実験ができそうな気がするんだけどね。 次カードも上手くいくと思ったら大間違いだよ。 BlogPeopleSIGMA People (後記) 引っ越し,新規開店しました。ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEXもよろしくお願いします。

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