ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

さて，今日は本当の本当に視線を前に置いて，先を見据えての話をしたいと思う。先を見据えてと言っても，スプリングキャンプまであと2か月と考えると，あまり悠長に構えておれる話でもないのである。

さて，一部カープファンの中には，来季のセンターは野間で決まり，それで穴が埋まるとする言説が流れているが，私からすればその解決案は0点である。今の野間に，丸と同じような芸当ができるものか。可能性は否定しないし，身体能力は丸なんかよりよほど上回っていると思っているが，それがグラウンドの上で結果となって現れていない以上それに賭けるというのは下の下である。むしろ形を変えた敗北主義的言辞と言っても過言ではない。

ならばどうするか。もちろん答えは補強しかない。国内移籍市場は難しかろうから，ここは外国人移籍市場に賭けるのが正解だろう。もちろんNPBにアジャストするかどうかは未知数であるのだが，少なくとも野間の伸びしろよりは期待ができる。同じ外国人ならばシャビやメヒアもいるという声が出そうだが，彼らはまだまだ競争する相手が必要だ。もちろん同じレベルの外国人では意味がないのであって，できればバリバリのメジャー，少なくともブラッドが来日した当初くらいの実績を持つ外国人選手は必須と言うべきだろう。

ならばそういう選手を狙うかということになるが，やはりまずはセンターを完璧にこなせる外国人を狙うべきである。もちろんそんな選手はそうそう移籍市場に流れてこないだろうから，次善の策としてはとりあえずレフトが守れればよいと言うことでよかろう。その場合も，野間センター確約などと言う甘いことを言うのではなく，あくまで競争をさせるべきである。外野手という点からは外れるが，個人的には自由契約選手になったレアードの調査もしてよいと思う。なんせ軍資金ならあるはずだ。シュール，マックの伝手を頼って探し出せば，それなりの選手が取れるはずである。

もちろん，それで補強は終わりではない。次の一手は，もちろん人的補償だ。既に鈴木清明は年俸が高い主力選手でもプロテクトから外れたら狙うと公言しているが，当然である。仮に阿部や長野や亀井や陽岱鋼あたりがプロテクト漏れしたら，絶対に狙うべきであるし，彼らをもれなくプロテクトにかければ必然的に有望な若手選手が漏れる可能性が高くなる。どちらにしても一番ジャイアンツが抜かれたくない選手を狙って引き抜くべきである。現時点で欲しい選手はいるのだが，まあこれは非常にセンシティヴな問題となるので名前を挙げるのをやめておく。応援団のボスザルだった某Ｓ氏がやらかしたような真似はしたくない。

繰り返すようだが，「現有戦力の底上げ」でお茶を濁すような真似だけは，絶対にNGである。ましてや特定の選手を宛がっておしまいというのは下の下である。もちろん野間には期待しているのだが，今シーズン見せたパフォーマンスではまだまだひよっこもいいところだ。きっと松田元や緒方孝市は野間をセンターに固定したくてたまらないのだろうが，現時点ではそれは愚策である。

とにかく，現状のカープは潤沢に金ならある上に丸の移籍金まで入ってるのだから，それを補強に引き当てなければならないのである。そこをこれからカープファンは厳しく見守っていかねばならない。「失われた二十余年」においては，その検証が全くなされていなかったし，そもそも一部脳内フローラたちはそれを拒否していた。その結果，儲けた金がほとんど松田家の金庫に入る結果となってしまったのである。

残念ながら，今の多くのファンは非常に問題意識が薄い。その結果，松田家の不正蓄財に手を貸しているのが実情だ。しかし，今年に関しては，昨日の引き続きになってしまうが，松田元と鈴木清明の立ち回り方を厳しく監視すべきであろうと思う。

栄冠が失われるのは一秒かけてもまだ多い。


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（後記）
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