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カテゴリ:つれづれ
まだ松の内だし,寒の入りも来ていないし,したがって世の中にたいした動きもないので,前回に引き続き身辺雑記の延長のような形で書き綴っていくこととする。
さて昨日であるが,前回書いたとおり年休を行使したところである。そこで何をしたかといえば,何もしていない。何か休日となるといろいろ動きたくなる向きもあるようだが,私は気の向くままに赴く,ことに無為を楽しむのが大好きだ。この喜びを分かち合えない向きも多いようで,嘆かわしい限りである。午前中は最低限の用事を済ませたあとはぼんやりと過ごし,午後は思いつくことあって油を売りに出かけた以外は,年末に気になった歌をituneストアからダウンロードして年始恒例のミュージックライブラリを作成したくらいである。実に贅沢かつ満足した1日だった。年末年始の間に新しい仕事が来ることなどないし,7日より動けば間に合うだろうから,これでよいのだ。 どうせならあと2日間この調子で過ごしたいところであるが,さすがに家庭を持ったらなかなかそうは行かないのが辛いところである。今日は午後から広響のニューイヤーコンサートに行った。同じニューイヤーコンサートと言っても本場Wienのようにワルツやポルカが続くわけではなく,メインメニューはBeethovenの交響曲第5番というTHE 定番メニューというところであったが,やはりライブのコンサートというのはよい。普段は耳からしか音楽を聞くことしかないのだが,やはり体で音楽を感じるというのはよいものである。その交響曲第5番であるが,私ですら音源は10種類近く持っているのだが,実はライブで聞くのは初めてだった。定番中の定番曲であるのだが,やはり定番となり得るだけの名曲であると体感した。 余談ながら,交響曲第5番の名盤は何かという問いに対する回答はおそらく百花繚乱であると思われるので,私の好みで語るならば,ヘルベルト・ケーゲルの東京ライブ盤(比較的入手容易),オットー・クレンペラーのウィーン・フィルライブ(丹念に探せば手に入ります),ヴィルヘルム・フルトヴェンクラーのベルリンフィル復帰ライブ(これも比較的入手は容易かな)を挙げたい。 ところで,前半のプログラムにはヴァイオリンのソリストを招いていたのだが,やはりなんといってもソリストを務めるだけの奏者はもう見るからに気高くて美しい。美しいというとすぐに容姿のことを思い浮かべる向きも多いかもしれないが,決してそれだけではない。言葉を変えるならばオーラである。立ち居振る舞い自体が美しいといえばよいだろうか。なかなかその域に達するまでは修練は容易なものではないだろうと感じたのである。 話は逸れるが,昼食を済ませたあと会場に行くまでの間,広島そごうの全国うまいもの市を覗いたのであるが,そこで懐かしい「ロバのパン」と巡り会ったのである。京都で遊んでいた時期の懐かしい味。蒸しパンなのだが本当に優しい味がした。家人の口には合わなかったようであるが。 さて,年末年始9連休も明日で終わる。明日からは寒の入りになるし,もうすぐ松も取れる。そろそろ弊ブログもエンジンを徐々に暖めていきたいと思う。とはいえ睦月に書くべきことはあまりないのであるが,上旬にはいよいよ人的補償選手の発表もある。弥が上にも,ネタは転がってくるのではないかと思う。あとは,切り方である。ニュースをそのまま垂れ流すだけなら意味ないし,事実そういうブログもあるが存在意義はないと考えている。今年も,まあぼちぼちやるか。 ♪ロバのおじさんチンカラリン。 BlogPeopleSIGMA People (後記) 引っ越し,新規開店しました。ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEXもよろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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