ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

2019/01/07(月)21:31

事実は小説より奇なり,と申しまして。

今日のカープ(4141)

私もこれまで散々野球会社マツダ個人商店,もといカープ球団の悪口は数え切れないくらい書いてきたが,今日という今日は手放しで褒める必要があるだろう。 FAの人的補償選手,また例によって「伸びしろ」だとかなんとかいうところで手を打つんだろうなと思いきや,まさかの長野久義一本絞り。これは素晴らしい判断だと思う。いろんな意味で。だから今日は球団を褒めなければならない。 長野獲得が実際にチームに与えるインパクトがいかなるものになるかについてはおいおい書いていくとして,今日は感想ベースで書いてみたい。まあ今日書けることと言えばそういうところだろう。なので,今日は全くの独断と偏見である。え?いつもだろうって?まあその通りなのであるが。 まずは,長野久義は今のカープで一番足りていない部分を埋めてくれる可能性が高い点を挙げなければならない。今のカープが足らない点はどこか。サウスポー?違う。はっきり言うならば主軸を打てる「顔」とチームの軸となり得る「柱」である。前者は丸が,後者は新井さんが担っていたことは言うまでもないだろう。その両者がいっぺんに抜けたのである。将来的観点からは別として,今シーズン西川が,野間がいきなり主軸たる顔となり得るだろうか。田中や菊池がいきなり新井さんの役割を果たせるだろうか。多くのカープファンはこの命題に全く疑問を持っていないようであるが,それはおかしい。 確かにサウスポーは数が必要なのであるが,はっきり言ってジャイアンツのプロテクトから漏れるようなサウスポーは必要性が薄いと言い切ってしまう。森福がプロテクトされていたかどうかは知る由もないが,仮に漏れていたとしても長野獲得のインパクトを超えるものにはなり得ないだろうと考える。気の早いカープファンは桜井とか中川の名前を挙げていたやに見受けられるが,このレベルのピッチャー取るくらいなら現有戦力の伸びしろにかけたほうがましだ。 次いで言うなら,というよりこちらの方が本題かもしれないが,喧嘩を売ってきた相手に堂々と喧嘩を買って返したことを評価したいと思う。ジャイアンツが長野のプロテクトを外してまで何を守りたかったのかは知らぬが(まあ,おそらく「ノーモア一岡」であろうけど),ひょっとしたら長野は抜かれる可能性が低いのではないかと考えられていたのかもしれない。きっとカープは若手選手に手を伸ばしてくると。その意味ではひょっとしたらそれらしき選手をわざとプロテクト漏れさせる撒き餌もあったかもしれぬ。しかし,それに真っ向ストライクの正攻法で返した。丸の流出の経緯,限りなく黒に近いタンパリング疑惑からすれば,相手の一番嫌がることで仕返しすることは当然である。 もちろん,いいことばかりではあるまい。何より伸びしろという点では疑問だし,3割30本100打点打ってくれる可能性も低い。それに,FA権が付着していることが最大のデメリットだろう。FA権を行使してジャイアンツに戻る可能性もある。ただ後者については,いくらでも手は打てるだろう。それはこれからの球団の仕事である。 さあ,これからは長野久義をどう使うかというところに論点が移る。と,いうわけで最後に。 長野久義君,ようこそ広島へ。恋い焦がれて入ったジャイアンツを離れるのは寂しかろうが,これがジャイアンツの体質だから。カープでは,きっと大事にしてくれるよ。 しばらくこれで引っ張ろうかな。 BlogPeopleSIGMA People (後記) 引っ越し,新規開店しました。ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEXもよろしくお願いします。

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