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テーマ:~広島東洋CARP~(4355)
カテゴリ:今日のカープ
今日の試合については,何も文句の付けようもない。こういう試合を何でもいいから勝つのが真に強いチームなのである。内容もよい。かかわった全選手がよい仕事をしたと言って差し支えない。
ただ,私はこの試合を見ながらぼんやりとあることを考えていた。エースのガチンコ勝負とはちょっと違う,といえばアドゥワはともかく大野雄大には失礼に当たるかもしれないが,緊迫した展開に引き込まれるというよりは,なにか哲学的な思索をもたらされた投げ合いだったと思う。いや,決して茶化しているわけではない。テンポがよく乱れたところのない投げ合いだったからこそ生じた思索というべきだろうか。 そこで考えていたことは,これは今日のスターターを見たときの感想からずっと繋がっていたのだが,緒方野球とはなにか,監督としての緒方孝市は何者かということがずっと頭の中でぐるぐると回っていたのである。そして,それにあるひとつの解を得たのである。これはたぶん8割くらい正しいという自信がある。その解とは何か。蓋し, 緒方野球とは極めて常識的な野球である。緒方孝市監督は極めて常識的な監督である。 と,いうと,これまでの物言いと違うではないかといわれそうだが,別に宗旨替えしたわけではないし,これまでの見解と全く径庭はない。要するに続きがある。つまり,その常識とは,極めて「神学的」な意味での常識であるということである。 やっぱり茶化してるじゃないかといわれそうだから念のために付言しておくが,私は無神論者ではない代わりに一神教の信者でもない。信じている度合いはともかくとして浄土真宗西本願寺派の家に生まれ,家には神棚があったし然るべき時には神社詣でもする。ごく一般的な日本的多神教の影響を受けている(ちなみに神と仏を分離したのは頭の悪い薩長の連中のやった蛮行であって,古来日本においては神と仏は同一視されていたのだ)。話が長くなったが,プロ野球というスポーツで監督を拝命するだけの人であればその監督の数だけの哲学があり,それをさらに括るといくつかの神学ができるといってよいのだ。その意味で考えていただきたい。 だから,私の見解とは相容れないのである。私の見解は異端であるという自負がある。それに比べれば緒方采配というのは遥かにオーソドックスである。ただ,私に言わせれば,緒方的「常識」というのは,神学が哲学の上位にあった頃の「常識」である。わかりやすくたとえれば「天動説的世界観」と言えばよいだろうか。などと書くとバカにしているようだが,宇宙の仕組みなど何も知らぬ子どもに「地球が球体であって太陽の周りをぐるぐると回っている」ということを説明することは極めて難しいはずだ。要するに素朴な世界観とは一見相容れないのである。 と,いうわけで今日の試合に戻る。緒方采配は極めて素朴な世界観に基づいているという前提にたって考えれば,5番野間も8番小窪も,8回にフランスア9回に中崎を並べることも,最後小窪に代打を出さなかったことも,全て一本の線で繋がるのである。今日はそれがうまくいった。というより,方法論として間違いと言えないから3連覇したのである。それではなぜその先がうまくいかなかったか。 これについても,ある仮説を持っている。しかし,長くなるので今日は書かない。また暇があれば書いてみたいと思う。 今日は素直に小窪を褒めよう。 BlogPeopleSIGMA People お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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そりゃそうなんだけどね。私が監督なら(笑)、安部か小窪の所で、(ゲッツーリスクを考えれば、まず)小窪の所で岩本を使うけど。で、延長になったら三塁は安部で、岩本の打順には投手。折角上がった岩ちゃんは、やっぱりまだ使われないね。使わないまま松山と入れ替わるんなら、投手でも上げときゃいいのに。過日のサヨナラも、なぜ石原を変えない??!!と思いきやの大仕事でしたが、こういうのって、あんまり長続きはしないんだよね。日替わりヒーローは強い証拠なんだけど、もっとヒーローにならねばいけない投打の主力が色々といるハズで。勿論、5連勝しての借金3が4/23の最重要事項だけど。
そんなことより、誠也はどうした??! 全く気にしなかったけど、日曜の試合も途中で下がっているんだよね。 梅雨にはまだ早いけど、脚の疲労が溜まったのかな。 松山も不在だし、こういう時に外国人野手が弱いとモロに響いて来るね。 日曜のヒーローで、今日も全然ダメな訳じゃないし、一塁守備にも成長は見えるが、要求水準はもっと上だよね。 (2019/04/24 12:38:01 AM)
アドゥワには申し訳ないが、カープのスタメンを見て勝ち目はないと思いながら観てたよ。今日の勝利は、けっこう価値があるんじゃない?サヨナラ打がなければ、盛大な小窪ディスり大会になっていたところだけど、彼らしいポテンヒットで笑っちゃった。
管理人さんが仰るように、緒方の戦略はオーソドックスなんだろうね。だから一発勝負の頂上決戦で、どうやっても勝てない。言い方を変えれば、リスクを背負ってでもチャレンジする勇気がないから、頂上には届かない。日本シリーズでは、必ず勝負所の場面が幾度となくおとずれるが、やはりリスクを背負わないオーソドックスの指揮官では勝てないと思うんだよね。 ペナントで選手が活躍し勝利を重ねるのは率直に嬉しいよ。でも、選手起用に関しては、あまりにも安全策が見え透いて退屈なんだよね。特に今年のように開幕ダッシュに失敗することなんて十数年ぶりでしょ?選手起用は大いにチャレンジするチャンスなのに、緒方はやらない。このあたりがもどかしい。確かに3連覇に関わった選手を我慢して使い続けたら、ニューフェイスを使うよりも勝率は高いかもしれない。でも、もし4連覇できたとしても、ペナントで身に染みこんだ安全策戦法ばかりでは、やはり日本一には届かないと断言しちゃいましょう。 プロの勝負師が、事務員みたいにチャレンジ精神もなくリスクを背負わないって、ひとことで言って、ダサイ。 でも今日の勝利は、素直に讃えよう。 誠也は、登録抹消?痛いね。 (2019/04/24 01:16:56 AM) |