ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

とりあえずコンプライアンスの欠片もないチンピラ軍団を敵地で倒して首位をがっちりと掴み，連勝を11に伸ばしたことはよしとしなければいけない。もっとも，今後のことを考えるならば，やはりかなり反省が必要な試合であったことは間違いあるまい。

ひとつには確かに８回からのドタバタ継投があげられるだろうが，むしろ序盤の攻撃がうまくいかなかったことをあげておきたい。2回は確かに先制はしたが得点が併殺打の間だったこともあって4安打で1点というのはいただけない。3回も菊池のホームランのあとなおワンアウト1，2塁から併殺打でチェンジ。もちろん打たせていく攻撃に併殺打というリスクは当然伴うのでそのことを責めるつもりは毛頭ないが，2回は安部，3回は西川。運が悪かったとみるか，もう少しなんかできただろうとみるか。この後交流戦，そして当然来たるべきポストシーズンでのパシフィックとの戦いを考えれば，少し考えなければならないような気がする。結果的に，ここで締めきれなかったことが終盤のドタバタ劇に繋がったと言うべきである。

だから，あまりこういう試合はよろしくない。これが逆，例えば序盤に相手の野球を存分にやらせてそれをがっちり組み止めって最後にどうどうと勝ちきるというのであればいわゆる「横綱相撲」なのであって非常によいのであるが，今日のように終盤の詰めでバタバタするのは結局腰高で受けてしまって詰め損ねると言うことにも繋がる。今日は勝ったが，やはりこの点は厳に反省すべきではないかと思われるのである。

と，いうわけで，今日はあまりいい気分ではない。５点取られるのはやむを得ないにせよ７点しか取れなかった試合ではあるまいと思うのである。このあたりが１１連勝はしているもののしょせんセントラル基準で勝ってますというようにしか見えないのである。パシフィックとの戦いを見据えて，今のカープの特に攻撃陣で誇れるものがどれほどあるか。誠也の高い総合力，そしてシャビの規格外のパワー，あとは？となってしまわないだろうか。

まあ，明日である。相手先発は山口俊。まさにアンチコンプライアンスのジャイアンツの象徴のような人物ではないか。となると會澤を使いたいところであるが，アドゥワを立てると言うことは磯村なんだろう。磯村も当たっているが，さて緒方の差配やいかん。

とにかく次は12連勝。


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