ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

2019/10/16(水)21:27

【不定期連載】2019ドラフト会議傾向と対策 その5

今日のカープ(4141)

いよいよドラフト会議を明日に控えて,さあ果たしてカープの立ち回り方や如何と書きたいところであったが,あっけなくカープは今日明治大学・森下暢仁投手で行くと言うことを公表した。 これについてはおそらく賛否両論あるところだろうし,私は佐々木または奥川,西で行くべきだという見解は変わらないが,敢えてこれについての私の見解を述べるならば,蓋しこれは佐々岡の焦りの産物であると思う。佐々岡の目には来シーズンしか見えていないのであって,中長期的な戦略という視点が決定的に欠けていると思料する。 もちろん誤解のないように言っておくと,森下は十分魅力的である。しかし,5年後10年後という観点からすると,明らかに今シーズン目玉商品はは佐々木と奥川なのである。そのくらい佐々岡だって分かっているだろう。にかかわらず来シーズンの取れ高がよいと思われる森下を選んだのは,佐々岡にとって来シーズンの成績が自らの存在意義と実際の契約にかかわると踏んだからではあるまいか。まあ,もちろん1位入札を公言しただけであって,森下がそのまま獲得できる保証はないので,これから先の話は,ドラフト後にしたいと思う。 さて,私の見立てからすると,今回のドラフト,カープは手っ取り早く一軍で出られそうな大学。社会人(含独立リーグ)選手を中心に指名しそうな気がする。しかし,今年のドラフト戦線を見るに,やはり中心は将来有望な高校生で行くべきであると思う。これだけはウェーバー順の妙味もあるだろうから必ずしも断言できないところではあるが。 それと,まがりなりにももの知らぬファンが胸を張って「カープは育成球団である」と言えるようにするためには,客観的外形を整えておく必要があるだろう。蓋し,本格的三軍制を取らなければならない。そのためには,育成選手を相当数指名しておく必要ありと思料する。それでないと嘘だ。え?「育成球団」って進取の精神に金をかけないことの言い訳だったっけ? 話が逸れた。というわけで,下位指名から育成あたりで面白そうな選手を挙げて,このシリーズの終わりとしたい。 地元から攻めるというならばJR西日本・佐藤直樹外野手がいい。ただし評価が上がっているので上位に繰り上がる可能性がある。内野手の補強という点では駿河総合高校・紅林弘太郎内野手を挙げておく。下位指名で面白いのは名古屋大学・松田亘哲投手だろうか。カープのスカウトも追っているようだ。 いや,育成という点で言うならば今ドラフト最大の注目は中京学院大中京高校・赤塚健利投手である。この夏の選手権でひそかな注目となった超大型投手である。「育成のカープ」とほざくならばこのくらいの素材型を取って鍛え込んでみようよ。ねえ。 明日になれば,全てが分かる。 BlogPeopleSIGMA People

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