ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

2020/02/25(火)20:41

今こそトップの器量が問われる。

今日のカープ(4141)

既に猛威をふるっている新型コロナウィルスは多方面への影響を及ぼしているところであるが,それについて書くのは私の本分ではないのでやらない。ただひとこと言えるのは,こういうときにトップの器量が問われるということなのであって,少なくとも日本国のトップはどうしようもないアンポンタンであるということである。しかし,それを排除ないし無力化したところで,ウィルスは待ってくれない。ウィルスは忖度もしないし恫喝にも屈しないというのはWEBからの拾いものだが,蓋し名言である。 だからこそ,我々は日々の生活やらなんやらを考えなければいけないところであるが,一方でプロ野球をはじめとする興業主も目先の興業の可否を考えなければならない。既に今日Jリーグは2月27日のルヴァンカップの中止,そして3月15日までの全公式戦の中止と矢継ぎ早に発表したところである。それを受けてかどうかは知らないが,日本相撲協会も大相撲三月場所の開催について3月1日に協議すること,そしてNPBも取りあえずオープン戦の開催の可否について明日協議することが発表されたところである。 あくまで個人的見解だが,現状様々なイベントが中止になっているのは過剰反応,というよりは何かイベントごとは非常時には自粛すべきだという1988年下半期に見られた極めてDomesticな心情が元になっているのではないかと睨んでいる。正直,Jリーグについていうならば確かに選手同士が長時間濃厚接触するというプレイスタイルからやむを得ないかと思う一方,なにか忠実に国策に従った姿を見せようとしているのではないかという意地の悪い見方もしたくなるのだ。だからこれが直ちに相撲協会やNPBに波及するかかどうかは,冷ややかな目で見ているところだ。 議論をNPBに絞ると,確かに他のスポーツに比べて選手同士の濃厚接触の危険性というのは少ないだろう。一方で,オープン戦レベルでも1万人程度,公式戦ならば3万人から5万人の人が狭いところに集まるというところは配慮しなければなるまい。ドーム球場となると極めて閉鎖的空間だし,東京ドームはなおいけない。その意味ではだからNPBは違うんだと直ちにいえないところではある。 それではいかなる結論が望ましいか。これについては,私は持論はあるがここでは言わない。なぜならそれが正しいかどうかの自信が持てないから”sollen”で語れないからである。敢えて言うならば,Jリーグの判断は勇み足だと思うのだが。さらに言うならば,個別具体的な事情をもとに判断すべきであると考える。ジャイアンツが今週末の東京ドームでのオープン戦を無観客試合とする旨発表したのは妥当な措置だと思う。 取りあえず明日の12球団代表者会議で今後については決まるという。ここではまさにもろに生の利害が対立することは目に見えている。オープン戦なんて経費がかかるだけでどうでもいいと思っている球団もあるかもしれない。あるいは調整のために必要だけれどもやはり不測の事態が怖いと言う球団もあるだろう。どういう結果になるかは,ただ見守るしかない。もっとも,心あるファンはそこでの議論にトップとしての鼎の軽重を見ていることだけは忘れないでほしいと思う。 ところで,赤い帽子の野球チームはどういう意思表示をするだろうか。なに,オープン戦の前売り券も手持ち現金としてあてにしているだろうし,福山でのライオンズ戦は前売りで全席完売と言うから,きっと見苦しい姿をさらけ出すに違いないよ。 こういうときだからこそ言いたいことを言わせてもらうよ。 BlogPeopleSIGMA People

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