ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

2020/03/23(月)22:31

ああヒロシマよ君を泣く。その12

今日のカープ(4141)

とにかく先の練習試合3連戦は最低の内容の野球をやったことはいうまでもないし,それ以外の論評は論外の外である。いや,オープン戦最後のホークス3連戦から内容は下の下だから,都合6試合カスみたいな試合をやらかしたことになる。もちろん結果も5敗1分け。普通なら,何かが間違っているということに思いをいたさなければ,嘘だ。 しかし,多くのカープファンはそれをスルーしている。むしろ論ずること自体がアンタッチャブルになっているのではないかと思えるくらいだ。もちろん,大本営発表垂れ流しの在広プレスもまた同じである。 確かに,投手陣の立て直しがうまくいっていないことは大きい。ただ,正直かみ合わせがうまくいっていないことと,明らかにDJジョンソンが不出来なことと,フランスアの調子が上がっていないことに尽きるのではないか。私に言わせればどれもこれも計算しておくべきリスクが顕在化しているだけなのであって,それを読めなかった球団側が悪いという結論となる。ついでにいうと,佐々岡がやけにフランスアの通年クローザー起用に拘っているものの,それは誤りであることは先日書いたとおりである。 むしろ,私には野手陣の出来の悪さのほうが目につくのである。もっとはっきり言えば,佐々岡がこのオーダーで開幕を戦おうとしているのが見える選手の不出来があまりにも目に余るといわざるを得ない。さらに言うならば,その選手は前任者の体制で調子が悪かろうが何だろうが優先的に起用されていた選手たちである。ひと言で言い切るなら,甘やかされているというのか,選手が勘違いしているというのか。 昨日の試合などある種その典型だったのであって,ターンオーバーでスターターに起用された選手がよく頑張り,途中から出て来た自称主力選手は誠也を除きことごとく足を引っ張った。明日もまた練習試合があるようだが,本来なら昨日ベースのオーダーのスターターにならないといけないだろうが,きっと出来の悪い自称主力選手が並んで相変わらず不出来なパフォーマンスを見せるであろうこと,請け合いだ。 ここまで来ると,カープの自称主力選手を批判するのは御法度というコンセンサスが在広プレスにあるのではないかという推測が成り立つ。今日の中国新聞など,相も変わらぬ負け戦の進軍ラッパと背信のフランスアを非難する記事だったのであって,攻守にブレーキとなった野間の「の」の字も出てこない。 思えば,前任者の更迭後,体制一新の要求を抹殺して佐々岡を強引に据えたのもまた球団マターでのことだったから,球団的にはよほど佐々岡を批判されたくないというのもあるかもしれない。そうなると,結局のところ今の不成績はやはりこの球団に内在する問題点が噴出しているだけとも言える。しかし,それをみんなよってたかって庇おうとしているからおかしなことになるということだ。 この段で行ったら,本当に最下位になるよ。伊達に私も四十数年野球見てきたわけじゃない。今のカープには,チームが崩壊していく予兆のようなものが見えるのだ。それが球団と一部カープファンの共犯関係によって創り出されているから,余計に腹が立つのだ。 まあ,前任者は自らの不徳のいたすところによりわずかの名声すら泥を塗って退場させられたが,その原因は有り体に言えば球団の任命者責任に帰することは言うまでもない。それを「党中央」はことのほか理解しているに違いない。いわば逆風の中で無理やり佐々岡を据えたわけであって,意地でも守りたい気持ちは分からないではない。しかし,そんな忖度をファンがする必要はない。それをやっている連中はカープをだめにするシロアリのようなものだ。そんなもの,駆除するに如かずである。 心あるファンならば,私心なく野球を見よう。おかしいものはおかしいと言おう。それが畢竟チームのためなのである。 要するに勝利こそ正義なのである。 BlogPeopleSIGMA People

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