ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

先のベイスターズ戦の用兵や戦術を見る限りでは少しはものの道理の分かる人かと思ってもいたのだが，どうやら見くびりすぎていたようだ。やっぱり，この日とも赤ヘル愚将列伝の末席に名前を連ねるだけの暗愚な指揮官であることがよくわかった。きっと前任者よりましという程度なのだろう。

２-３というスコア以上に，内容は最低である。何が最低と言って，変えなければならないところを変えず，変えてはいけないところを変えてきた。やっぱり野球が見えていないんだろう。安部がスターターという情報に接した時点でまったく？？？だった。それでも菊池の代わりにと言うならばまだ分からなくもないが，２番ファーストという時点でああこの人は分かっていないと思った。今日の試合，やることなすこと裏目に出たのはそれが原因だと思っている。

結局，野間とか小窪とか言う役に立ちそうにないことが分かりきっている選手を要所要所で使っては自爆し，堂林と長野さんを余してしまった。使うチャンスは，いくらでもあった。使っていたら，流れは変わっていたに違いないと信じている。

今日の試合の流れを変える最大のチャンスは，７回表２死１，２塁で８番菊池に打順が回ったところだろう。申し訳ないが，開幕してから菊池は全くのノー感じだったし，今日もまたさっぱりだったから，代打を出すのが最善手だっただろう。長野さんも堂林もいたのだ。しかし，出さなかった。そして，話にならない結果で終わった。佐々岡は臆病なのか，それとも別の理由があるのか。

いや，きっと別の理由だろう。はっきり言うならば，球団上層部の覚えがいい選手とか，FA権が付帯している生え抜き選手が特権を享受しているようなものだ。特権といって言い過ぎならば，首脳陣の忖度があるといったらいいのか。そんなチームは，絶対に勝てない。これは保証する。なぜかって？「失われた二十余年」のカープがまさにそうだったから。

その意味では，安部野間小窪が出た時点で野球の神様がそっぽを向いたといっていいのである。菊池への拘りを捨てなかったことがさらに駄目を押したのだろう。要するに，今日は負けるべくして負けたのである。

もののついでに言うと，今日のもうひとつの敗因は，戸郷をあまりにも楽に投げさせすぎたことだろう。映像で見られたのは最後の方だけだったのだが，速いテンポで投げてくる戸郷の間合いに受け身になっていたようだ。もっと間合いを取ったり，球数を投げさせるべく粘るような野球がひとつも出来なかった。これで勝てると思う方が間違っている。

まあ，こんな野球やってたら，明日も明後日も負けるよ。佐々岡が頭の中身を変えない限りはね。

要するに話にならん。


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