ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

2020/08/10(月)13:01

ある鯉党のたはごと2020その3;依怙贔屓と慧眼の間に。

今日のカープ(4141)

在広の若いカープファンの方にはなじみのない名前かもしれないが,かつてジャイアンツV9を支えた投手に関本四十四翁がいた。彼は入団してからしばらくはまったく一軍実績がなかったのだが,1970年オフに故川上哲治監督が突如彼に背番号20,いうまでもなくジャイアンツではエース格の番号なのであるが,を与えたのである。当然首脳陣を中心に訝る向きはあったのだが,川上監督曰く,「関本は来年俺が使うんだから」のひとことで押し切った。しかして関本投手は一軍デビューを果たすと通年ローテーションを守って二桁勝利を挙げた。おしまい。 まあ,これは古いジャイアンツファンなら誰でも知っている逸話である。しかしこの故事をどう評価するかは難しい。さすがは川上哲治,よく選手を見ているともとれるだろうし,しょせん自分の依怙贔屓じゃないかとも取れるところである。しかし,結果を出したのだからやはり慧眼と評されるべきなのかもしれない。 ところで,我々は,いや私はしょせん素人であって,川上哲治翁とは比べようもない。まあ野球を見るだけなら40年以上見ているのだが,だからどうだというほどのものである。よって,説得力を持ってなにかを語ることはそもそもできない。何を言っても独断と偏見でしかない。そんなものは,百も承知である。 正直,今の佐々岡の用兵には心あるファンならば違和感を持って然るべきところだろう。とくに聖域となっている二遊間。しかし,佐々岡の心情も理解出来る。彼の中ではそこまでこの二人が劣化しているとは想定外だったのだろう。きっとある意味パニックになっているに違いない。「君子豹変す」と昔の偉い人は言ってるが,それを実行に移すのは,案外難しいのである。彼等はいずれ結果を出してくれるに違いない,それまでの辛抱だと思うことも,理解出来るのである。誤りだと思うが。 しかし,その「誤り」に対する正解は何かとなると,難しい。きっと百人百様の解があるだろう。私はそれを吟味することはできない。よって,それは独断と偏見によらざるを得ないし,それしかないだろうと思う。それを依怙贔屓というなら,いわれても構わない。 私は小園をもっと使うべきだと言っているのは,彼に今のカープの若手選手に足らないものを見るからである。じゃあ羽月はどうなんだといわれても,個性が違うから比較しても仕方ない。小園は小園,羽月は羽月である。大砲ばかり揃えても機関銃ばかり揃えても戦えないのと同じだ。でも明らかに今頑張っているのは羽月だ。だからもっと起用すればいいと思う。ただ,これは組織としての育成の問題かもしれないが,羽月はウェスタンでもショートをほとんど守っていないから,かなり損をしていると思う。 でも,もっと羽月が起用されるべきだと思うし,それで結果が出なくても何も言わない。彼はまだそこまで責任を負うべき選手ではない。一方の小園だが,やっぱりああいう選手は組織としても一部ファンもあまりお気に召さないんだろうな。ウェスタンの主のような選手と引き換えにつまらないトレードで出されないことだけを今心配している。 え?小園に素行上の問題があるって? あのね,衣笠さんと関根潤三翁の故事を知らないの?そこまで心配ならコーチが練習させればいいだけの話。しかしそもそも東出なんかに,何ができる。 それにね,素行云々を言うなら,菊池なんて出場停止ものだと思うがね。いや,これは菊池の話じゃないが,もっとよくない情報を得てるけどね。SNSはおろかそもそも私の口からは言えないけど。 依怙贔屓と言わば言え。我は我が道を行く。 BlogPeopleSIGMA People

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