ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

2020/10/19(月)22:07

【1週間前】2020ドラフト会議傾向と対策(10.19 VERSION)

今日のカープ(4141)

例年なら「不定期連載」と銘打って「ドラフト会議傾向と対策」と題した雑文をこの時期にものすところであるが,言うまでもなく今年はドラフト会議がレギュラーシーズン中という異例の年となっている。加えて,コロナ禍のおかげで映像はおろか動画にもろくすっぽ接することができないというところなのであって,見てきたように書くことができない。と,いうわけで,今年は今日の1回を最終編として,いかに立ち回るべきかという論点についてのみざっくりと書いてみることとする。いや,先週も先々週も月曜日に書こうと思えば書けたのだが,サボって書けなかったのが主原因なのだが。 ところで今年のカープ,この時期になって主力たるべきピッチャーの劣化著しいのは誰が見ても分かるのであって,どう考えても投手を中心とした指名にならざるをを得ないことはいうまでもない。しかし,一番やってはいけないのは,それとドラフト上位指名,特にドラフト1巡目指名の方針とリンクさせてしまうことである。これはまさに下手くそなスカウティングなのであって,こういうチームは,大概勝てない。中には上位指名は全て即戦力投手でというむきもカープファンの中にいるのだが,完全な誤りである。 どうもそういう向きは,今年の森下の成功体験につられているのだろうと思うのだが,それは森下がポテンシャルだけでなく野球センスも野球頭にも優れている「勝てる投手」だったからである。正直,昨年の今時点においても私はそこまで見抜けなかったが,いずれにせよそういうピッチャーでないと上位指名,ましてや一巡目指名の枠を食わせる意味がないのだ。多くのファンはその点を見落としている。 だから,上位指名で行くべき選手は,正真正銘の「即戦力」か,赤ヘル百年の計に鑑みて数年後のレギュラーを張れる素材でなければならない。単に大学社会人で少々活躍して相場がつり上げられた選手に引っかかったらいけないのである。逆に,下位指名においては,磨けば光りそうな大物素材型とか,逆に促成栽培で活躍できそうな選手を選ぶのが筋である。 もうひとつ。今年こそは,育成の指名を多めにすべきである。今年の育成の木下,持丸は非常に良かったが,2,3人じゃ足らない。思い切って7,8人程度の指名をして,さらに現支配下選手で切るには惜しい選手を育成で抱えていう,実質的三軍制を取ることが望ましい。なに,カープは「育成球団」だと言ってるんだろ?現状は羊頭狗肉だよ。なにが「2.5軍」なものか。 その観点からすれば,今流布している自称カープファンの言ってることは全部ダメダメだ。マスコミが流している「即戦力」情報に踊らされているだけである。うっとうしいから口を噤んでなといいたいところだ。 話は変わって。 今日は10月19日。言わずとしれた1988年10月19日に近鉄バファローズが社会現象を起こした日である。当時南海ホークスを失って喪失感にあふれていた私がこれを見て近鉄ファンに転向した想い出の日でもある。そんな日に,「最後の大阪近鉄戦士」のひとりである岩隈久志が引退を表明した。「大阪近鉄バファローズのファンとして」,お疲れ様,そしてありがとうと言いたい。 これで「最後の大阪近鉄戦士」も残すはスワローズの近藤と坂口だけになってしまったが,それについて報じたスポーツ報知のWEB記事から,少しだけ引用すると, >今季も戦力として十分な働きを見せているだけに、来季以降も1年でも長く現役を続けて >「近鉄」の名前をプロ野球ファンの記憶に残してもらいたいものだ。 ふざけんなよスポーツ報知。誰のせいで「近鉄」の名前が消えたと思うてるんや。てめえの親分のナベツネ耄碌爺じゃねえか。人ごとみたいに言いやがって。やっぱり報知なんて取り潰されてしまえ。 「即戦力」の見立てほど難しいものはなし。 BlogPeopleSIGMA People

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