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テーマ:~広島東洋CARP~(4351)
カテゴリ:つれづれ
いきなり標題で大きく出たようだが,さしたる意味はない。約二十年前に流行った(一部受け?)「WEB2.0」に合わせて作った造語である。WEB2.0というのはどうやらユーザーの多くが閲覧から発信に向けてシフトし始めたことをさして言うようだから,手を変え品を変え新たなSNSが出てきている今はまさにWEB2.0の絢爛期と言っていいのかもしれない。
それなら「SNS2.0」などと大きく出たのはなぜか。蓋し,発信だけならサルでもできるのであって,猫も杓子もSNS映えなるものを競っているようであるが,それだけではなく,SNSを通して既成の枠組みを変えるだけのものを出せるのではないか。SNSをひとつの言論媒体と捉え,SNSスピーチで世の中を変えることだって,不可能ではないかもしれない。それができるならば,単なる自己表現手段以上の役割がSNSに与えられるだろう。 もちろん,その可能性は現在のところ分からないし,まあ「WEB2.0」がまったく概念としては発展しなかった(そもそも「WEB1.0」とか「WEB0.x」というものの確たる定義があるわけでもない)ことの二の舞になるのがオチかもしれない。しかし,主張し続ければ必ず何かが変わるというのは拙い弊ブログを丸15年(去る7月3日で開設16年目に入る)も続けてきたアホらしい試みの手応えからも分かるのである。つい先日も,こんなことがあった。 このところ大本営発表と揶揄している中国新聞のスポーツ欄のカープ記事だが,一昨日の記事では後半戦の巻き返しに「つなぐ野球」の徹底,なる記事が踊っていた。要するにもはや劣化しきっていることが明らかな河田スタイルを続けるぞという意思表示だったのであって,はっきりいて笑止千万というクソ記事である。弊ブログではアホらしくて取り上げなかったのだが,別の媒体でこれを軽くくさしたておいたところである。 ところが,今日は手のひらを返したが如く(ちなみに昨日取り上げられていたのは野間である。まあ一昨日の延長線上とみてよい。),今日取り上げられていたのは中村奨成だ。要するに打力を活かすために外野守備を磨くという筋なのであって,もはや打力の上積みがない野間やその他大勢を持ち上げるのと違い,長打力を活かすという点では方向を異にするものだ。一昨日私が揶揄したことがどれだけ大本営発表を左右したかは知らないが,彼らとて,いやはっきり言えば球団当局者も,我々のような存在を無視し得なくなっているとひそかに自負しているのである。 逆に言えば,だからこそ球団当局もその言うことに唯々諾々と従う「インフルエンサー」の作出に余念がないのだろう。まあ,私からしたらそもそも相手にする気もないし,相手にするほどの言説をものしているわけでもない。それは「思想の自由市場」では泡沫的存在でしかないのだ。 と,いうわけで,とうとうアホらしいことを書き連ねて16年目に入る弊ブログは,これまでと変わらぬ方向性でありつづけるという,いわば明日も太陽が東から昇りますというだけのことを,定義不詳の標題に託しただけのことである。末尾数行で納まるだけのことを千数百字程度に膨らませる筆力はまだあるぞということを顕示したに過ぎない。 今後とも御愛顧いただければ幸いです。 BlogPeopleSIGMA People お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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