2010.05.01

ああ被弾王小松 明日へと響く最悪の黒星

(50)
カテゴリ:今日のカープ
2回裏終了時点で4-0となったときには,これはもう昨日の勢いがそのまま続いているなと思った。明らかに,風はまだ赤ヘル軍団に吹いていたのである。

しかし,一抹の不安があった。いうまでもなくマウンドに立っている被弾王こと小松である。初回と2回のピンチは腹をくくって倉がフォークやスライダーを思い切って使ったことが功を奏して無失点で切り抜けたのであるが,点を取ったことで帰って守りのピッチングに入ってしまって自分を見失うのではないかと,その点だけが不安だったのである。そして,その不安は的中してしまった。

3回からの小松は,もうびくびくしておっかなびっくり投げていたような感じだったのである。とにかく球が全部真ん中へ真ん中へ入ってくる。これでははっきり言って勝負にならぬ。3回に和田に打たれた時点で危険水域,4回にヒットと自らのバント処理ミスで無死1・2塁となった時点で,もう強制終了させてもよかったのではないかと思う。おそらく落合博満ならそうしただろうと思う。しかし,そのあたり野村謙二郎も大野豊もまだ非情になまでに勝利に対して貪欲になれなかったのか,あるいは何とかして勝ち投手を付けてやろうと情けをかけてしまったか,いずれにせよ小松を引っ張るという判断は今日一番の悪手になってしまった。あとは,もういうまでもないし,触れたくもない。

とにかく小松についていうなら,はっきり言ってマウンドの上で抑えるイメージが自分の中にないのだと思う。白星こそ1つあるが今季初登板のホームでのジャイアンツ戦から,いやオープン戦で何度も与えられた先発としての登板機会から,ただの一度としてまともに抑えた試合がないのだ。本来なら一軍で先発させるような状況ではないはずなのだが,いうまでもなく先発投手が一人抜け,また一人抜けという状況で,結果云々を度外視してマウンドに上げざるを得ない現状があるといっていい。いわば今シーズンのカープ首脳陣が犯した最大の失敗である先発投手陣のキャンプオープン戦での調整ミス,見通しの甘さが全ての原因なのであって,ある意味小松はその被害者であるとも言えるのだ。

とにかく,今日のような試合をやってしまったショックは非常に大きいだろう。幸いにしてファームは一時のどん底を脱して一気に連勝が続き,最下位から一転首位に立っているという状況があるのだ。はっきり言って,ファームで好投を見せている投手と入れ替えたほうがよいのではないか。彼に必要なものは,ファームででもいいから一度自分の中で納得のいく球が投げられてゼロに抑えるという結果を出すことである。このままずるずると一軍においても,言ってはなんだが「被弾王」の汚名を重ね着するばかりである。

もちろん,ファームで抑えているからといって即一軍の先発として使える訳じゃないといわれるかもしれない。しかし,ファームでそれなりに結果を出した投手を使って打たれる分には,まだチームとしても見ているほうも納得がいくのだ。むしろこのまま明らかに調整がうまくいっていないピッチャーがずるずると投げ続けては打たれることを繰り返すほうが,組織としてのモラールダウンに繋がると思う。明日の先発は今井が予想され,すでに一軍に帯同しているようであるが,今井との入れ替えの対象となる選手は小松になるべきだと思う。それでは先発の駒が足らない状況が変わらないじゃないかといわれるかもしれないが,そこはファームで結果を出した投手を試す枠にするというスタンスでいいのではないか。

最終的には6-12というとんでもないダブルスコアの試合になってしまった。点を取られたこと自体はもう仕方がないのだが,やはり一番怖いのはこれまで積み上げてきた対ドラゴンズ戦の勝つイメージが一気に壊れ去ることである。一歩間違うと,この試合が昨年の6月26日のドラゴンズ戦と同じ意味を持ってしまう危険性すら,十分にあるのだ。そのためには,明日はなんとしても勝たねばならぬ。それだけ重い意味を持つ試合になると思う。

その意味では,6点取ったとはいえやはり現状の打力不足はあまりにも心許ない。いや,それが白星に結びついたかどうかは別として,本来もっともっと点が取れるべき試合だったはずだ。今日はあえて昨日のスターターを並べて昨日のいいイメージで戦おうとしたようだが,はっきり言って廣瀬が4安打した以外は総崩れになってしまった。そして,相も変わらず打てない3番と4番。やっぱり再昇格は時期尚早だったと思われる外国人。このままでは,まともなピッチャーが出てきたらまたゼロを積み上げる結果になるであろうことは目に見えている。その意味では,攻撃陣も聖域なき配置の見直しがあってしかるべきである。もちろん,ファームで結果を出している選手との入れ替えも視野に入れた方がいいだろう。昨日は,まあいっちゃ悪いがカープに勝てない小笠原だったから点が取れただけで,それ以外のピッチャーだったらそうそううまくはいかないと思うべきである。どうも野村謙二郎監督はラインアップの固定にこだわりたいようだが,これだけ調子の悪い選手が揃っている現状でそれをやることは自分の首を絞めるのと同じだと,懼れながら申し上げ奉りたい

明日は,家族で大和ミュージアムに行く計画が起てられているので,映像はもちろん音声に接することもできないかもしれぬ。とにかく明日は携帯片手にやきもきすることになりそうだ。それにしても,昨日の試合の観戦後,帰り際に球界革命戦争を戦うべき心だけは市民球場においてきたはずだったのだが。

まだ連戦は続く。とにかく,死んでも激しく戦え。
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なかのひと





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Last updated  2010.05.01 20:55:21
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