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テーマ:サッカー少年(86)
カテゴリ:サッカーあれこれ
クリのサッカークラブで、8月初めの合宿中、熱中症で倒れた選手がいました。意識は戻りましたが、まだ入院したまま。合宿最終日、帰途に着く前の軽い練習中だったとのこと。監督コーチは、かなりショックを受け、クラブ解散が話し合われましたが、父兄の強い要望で、存続が決定しました。良かった。 中学3年生で、最近始めた選手ではなく、まさかと言う感じだったらしい。前日の最終夜、寝不足だったか、体調が悪かったのか? チームは、数人のコーチで運営されていますが、人数は少ない。転校前にクリが所属していたチームは、小学校と提携し、全コーチがボランティア。サッカー未経験のお父さんコーチがほとんどでした。父母の協力なくしては運営できず、そのためかえって子どもたちへのしつけや規律に対しては厳しくできて、また水分補給、応急手当だけでなく、子ども達の健康管理を中心に顔の様子まで窺える。クラブによっても違うとは思うが、地域や学校に根ざしていないクラブは、コーチにまかせっきりになっているように思う。コーチは、良心的だし、知識も豊富で勉強熱心。いいクラブだと思うが、少人数でやっているクラブなので父母の協力体制はもっと必要だ。そばに居られたらなあと強く思う。 昔のクラブ活動では、ほとんど水分は禁止されていたし、知識や常識は間違いも多く、ハードな練習は、今よりもっとひどかったと思うのだが。私も野球部時代に2度倒れた経験がある。目の前が真っ赤になってその直後に気を失った。今でもその真っ赤な情景を覚えている。バケツの水をぶっ掛けられて目が覚めた。そんな感じだった。あの頃は、どこのスポーツチームでも同じようなものだったろう。 子ども達の体力がなくなっているのか、地球が熱くなりすぎているのか? TVを見ていたら、温暖化、CO2削減を特集していた。温暖化対策先進国スェーデンでは、アイドリングしながら駐車していると罰金を取られたり、エタノール車の駐車代免除などの条例を施行している都市や、バイオガス燃料バスへの転換を推進している。 お隣の韓国では、ソウルの高速道路が撤廃されて中心部に川を復活。都市に冷気を送り込む。レストランに木製の箸はない。温暖化対策のため、禁止されているのだ。つまようじはでん粉製。 北極の氷が溶け出し、ベネチアの広場が浸水していたり。オーストラリアではハエが、韓国ではヒトデが、北海道でもバッタが異常発生。狂ってきている生態系。異常に暑い夏。日本が、20年後に熱帯になるという報告もある。 京都議定書のホスト国でありながら、CO2を6%削減どころか逆に8%増やしている日本。これから我々は、地球を守るために、合計14%を減らすという最低限の義務をはたさなくてはならない。対策や問題提起のアピールのない政治。そんな中で、子ども達が、熱中症で倒れていく。 クリが日本代表になる頃のアジア予選やワールドカップでは、ピッチの体幹温度は、50度を超えてしまう。サッカーどころではない。我慢大会だ。動いたら死ぬ。応急手当の半分以上が熱さましの氷冷却と酸素補給になる。オシムのような強行日程では、まず監督自身が、死んでしまう。今のうちから扇風機を装備した屋根付きのスタジアムを今のうちから作る必要がある。もちろん太陽電池か風力発電だ。それぐらいの技術を開発しないでは、日本じゃない。 などとよけいなことまで含めて、色んなことを考えてしまう話です。 子どものために、ゴミの分別、買い物袋拒否、アイドリングストップ・・・できることはやろうと思います。みんなの意識が大切、なんて、子どもを持ってはじめて思うことは多い。 「水ばっか飲むなよ。」 「熱中症になるから、飲まないといけないんだよ。」 「そうだけど、飲みすぎだろ。」 「大丈夫。」 「飲みすぎだって。」 「大丈夫、大丈夫。」 (・・・。) 「お腹の中が、たっぷん、たっぷん鳴ってる。」 「おまえ、それで動けるのか?」 「もう動けない。」 「てめぇ、水が出るまでダッシュじゃ。」 「ひぇー。」 「ねぇ、ねぇ、お父さん、南極と北極は、北極の方が寒いよね?」 「何で?」 「南極は、南じゃん。」 「あほ。真ん中の赤道のとこが一番暑くて、北も南も寒いんだぞ。」 「ほんと?何でよ。」 「地球は丸くて赤道のところが太陽光線をまともに受けて暑いんじゃ。」 「ほんで、なんで、南極は南極のくせに寒いわけ?」 「わからんやっちゃな。地球儀持って来い。」 「この前、リフティングで真っ二つになったよ。」 「ボールもって来い。」 「なんで?」 「丸い地球を教えてやる。これが分かれば、おまえのあほな友達に威張って教えてやれるぞ。天才クリって呼ばれるな。」 「うん。」 半信半疑のようでしたが、とりあえず、友達には自慢げに説明して、 「そんなこと知ってるよ。」 と言われてしまった天才少年でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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