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テーマ:サッカー少年(86)
カテゴリ:サッカークリ日記
FCバルセロナのシステムは、4-3-3。 左にペドロ(アンリ)、中央イブラヒモビッチ、右メッシ。 その下にイニエスタ、シャビ。ボランチの位置にブスケッツかトゥーレ。 おまえのチームは4-4-2(4-1-3-2)。 2トップだから、左右のサイドハーフは、バルサの左右FWより低い位置にある。 ボランチも1枚なので、左右のハーフは、守備から始まる、守備も重視ということだ。 高い位置でボールを奪えれば、試合を優位に進められる。 DFラインが弱いならなおさら、前で勝負していかなきゃならない。 敵ボールのときは、右のボランチみたいなもんだな。 ボールを持ったら、動きはメッシ。右アタッカーのつもりでやる。 どちらかだけじゃない。試合中、ボランチになったり、FWになったり、常に変わる。 前残りが一番ダメ。攻めて行って、ボールを奪われたり、GKボールになったら、 全力で戻って、高い位置でプレスして、敵の攻撃を阻止する。 前で、(あー。)って、がっくり来ている暇はない。 息を回復させるのは、相手の攻撃を切ってからだ。 攻撃が終わって一区切りじゃなくて、きつくても奪い返して一息。 ボールがオフになるまでは、サッカーに一区切りはないと思って走らなきゃ、 その分、後ろの選手が苦しむ。 人には絶対預けるな。自分で解決する責任感を忘れたら終わりだ。 「その約束ごとをしっかり守ったうえで、もっと攻めろ。おまえの左足は、武器になる。 昨日のFK練習で、左足良かったじゃん。少し横から入ってカーブもなかなかいい。」 「最近、左足の精度が上がってきたよ。」 「そーか。精度が上がってきたら、そろそろ強さだな。 振りのスピードとタイミング、軸抜きを徹底しなよ。」 「ふぁーい。」 「そー言えば昨日、練習見てた時のアーリークロスも左足だったな。」 「え、そんな のあったっけ?」 「あったじゃねえか。ゴール前で、イケの頭に合わせた奴。けっこう、ピンポイントだったじゃん。」 「あー、あれかー。あれ、イケがヘッド空振りして、直接ゴールしたんだよ。」 「・・・。そーか。あんときは、左サイドから、左足だったろーが?」 「そーじゃん。」 「状況によって無意識に蹴れるようになったのか、それとも記憶力がないだけか?」 「状況によって蹴れるに決まってるじゃん。」 「最近、主流は、左利きの右サイド。メッシや俊輔がそうだし、 ロナウジーニョやCロナウドは右利きの左アタッカーだ。」 「うん。」 「両方使えるお前が右サイドにいるのは、チームの大きな武器になる。 もっと外から中にバルサ流で入って行ってシュート打て。」 「右のトミも左で上げれるよ。」 「そーだな。けど、センタリングはできても、シュートやここぞ!っていうのは右になってしまう。 タイミング合わせるのに間が空いたり、持ちかえてしまうんじゃあ、ホントに使えるとは言えない。 お前は左が利き手で、野球で打つのも左だから、腰の回転がこっち(右回転)で頭も左利き。」 「あたま?」 「そー。物の見方とか感じ方に左利き思考の資質を持ってるはずだ。 足は右だけど、他の人より、左キックの素質があると思うよ。」 「ふーん。」 「おまえのチームには左がいないから、右コーナーから、ゴールに向かうボールが蹴れる左足は貴重だ。 左足シュートを持った選手が、中に切れ込むことで、 右奥にサイドバックや他のMFが飛び込むスペースも生まれる。」 「ふむ。」 「おまえとトミが両サイドからどんどん中に切れ込んで行ければ、バリエーションが多彩になる。」 「ふむ。」 「ただし、FWアタッカーじゃあないから、ボール奪われた時の守備を必死でやらないと、 おまえが前で攻撃するということは、守備の人数少ないってことだからな。忘れんなよ。」 「うん。大丈夫。」 「まあ、そんなことしてたら、コーチから、怒鳴られるけどな。」 「そだね。」 「怒られたって、突破や攻撃に消極的になるなよ。ガンガン攻めて守備もしっかりやればいいんだ。」 「おっけー。」 「セルティック時代の中村俊輔は、ロングボールと体力で攻めるスコットランドで活躍できたけど、 スペインで難しかったんは、何でだと思う?」 「んー。スペインには、同んなじような選手がいっぱいいるから。」 「その通り。わかってるじゃん。 スペインは、パスサッカーが主体で、イニエスタとかシャビとかパサーが多いから、埋れてしまう。 群を抜いてうまいか、そのリーグやチームで必要とされる特徴を持った選手が生き残る。」 「だね。」 「それでだ。海外じゃあ、マラドーナもそうだけど、 左だけ右だけのすごいスペシャリストが多くて、両足使える人は少ない。 それと、90分、献身的に走り切れる選手も少ない。日本人の運動量は貴重なはずだ。 左右使えて、献身的に走れるサイドバックやボランチタイプの需要は、高いはずだ。 需要ってわかる?」 「んにゃ?」 「必要だからって、求められること。」 「ふーん。」 「スペイン行くなら、そこにチャンスがある。もちろん、ゴール狙う気迫はベースとして絶対必要だけどな。」 「うん。」 「中学の時、攻撃にも守備にも手を抜けないポジションにいるのは、幸せだぞ。 心肺機能も、広い視野も、闘争力も鍛えてもらえるからな。」 「うん。」 「だから、きつくても頑張れ。」 「ふぁーい。」 「世界で通用するためには、特徴を持ったスペシャリストになるしかない。 両足使えるランナーになれ。並の努力じゃできないぞ。 今は、それを活かしてシュートまで持っていくのに全力上げてやれ。楽しーし。」 「は-い。」 【みかん堂サッカー動画】カテゴリー:ドリブル ~イニエスタ、メッシ他 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.03.30 18:02:05
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