カテゴリ:雑観
昨日は一日中撮影、曇天のなか雨が降らないことを祈りつつ撮影現場へ午前中は逗子小坪、お化けトンネルに近い住宅地。午後は、鎌倉佐助、銭洗い弁天に程近い現場です。この時期の撮影は落葉樹の多い庭だけに寂しい庭の撮影になります。
プロのカメラマンに撮影をお願いして15年が経つ。当初、自分で撮ろうと思ってカメラを購入した。しかし、フレームの中の構図と撮りたいモノのギャップが多く、自分で撮ることを断念した。カメラの進歩は誰でも綺麗に撮れることを約束してくれる。だが、やはりプロはプロなのだ。その写真から感ずるものが違う。この十年で何人ものカメラマンを見てきた。純粋に怒りを憶えたのは三人、この三人に共通しているのは被写体からは何も感じるものが無かったことだ。写真も或る意味作品のはずだ。 今までのカメラマンの中であきれたカメラマンが過去三人いる。一人は元TVカメラマン。もう一人は、元旅行記カメラマン。どちらも報道に近い仕事で「有のままを撮るのが仕事」だ。最後の一人は4年前、掲載自体を断るまで怒らせたカメラマン。いずれもスケジュールが合わなかったり身近な知り合いからの紹介やらで、「とりあえず撮ってみましょう。」で始まる。なにせ、カメラの進歩で画素に関しては申し分ない仕上がりなのにまったくその被写体からは驚くほど何も感じるものが無かった。かわいそうに今まで誰からも学べなかったようだ。 お分かりでしょう。彼らはある意味、被写体に恵まれていてニュースな被写体や既知の旅行先を撮ればよいことで感情移入はまったくいらない。人のこころを動かす唄や映画は其れなりに双方の抑揚がないと人のこころを動かせない。楽譜にも書けない抑揚。有のままではカメラの性能を除けば只のスナップ写真にしか過ぎない。スナップ写真でも音や匂い、その場の雰囲気まで感じさせるものもあるというのに道具に救われるカメラマンもいる。その後、あの時のカメラマンはどうしているだろう。 昨日は、道路が空いていて逗子辺りだと1時間前に出ないと間に合わないところ35分で着いてしまった。撮影場所に向かうには早すぎるので近くの披露山で待ち合わせをすることにしました。 ![]() フォトグラファーの大橋賢氏とは今年の6月頃からお仕事をして頂いています。大橋さんは或るグラビアのカメラマン、仕事柄超~有名人の撮影もしています。 撮影現場一件目の逗子のお宅 ![]() 向かい側に先ほどの披露山、披露山はその昔尾崎行雄(桜の苗木3000本を東京市から米国(ワシントン)に贈る。憲政擁護運動を起こし、犬養毅とともに「憲政二柱の神」として陣頭に立つ。)の別邸があり、風雲閣で永眠(95歳)している。 ![]() カメラマンの大橋さんです。 ![]() カメラマンのアングル1 ![]() カメラマンのアングル2 ![]() カメラマンのアングル3 ![]() 大橋さん、とっても苦しそうです。 ![]() 午後は、鎌倉の佐助の現場です。5年ほど前から挑戦している雑草の庭です。 ![]() 準備中の大橋さん。 ![]() カメラマンのアングル1 ![]() カメラマンのアングル2 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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