ガーデンデザイナーのブログ

2011/04/04(月)12:06

刈り込み鋏

愛鋏 植木鋏(53)

左から 平 行 刈り込み鋏 180ミリ 6寸刃 堺太助 刈り込み鋏 165ミリ 5寸刃 堺佐助 刈り込み鋏 180ミリ 6寸刃 平 孝行プロフィール:S,27生まれ 17歳で父、孝助師に弟子入り。刃物の鍛造技術を習得する。34歳で、刃物品評会に出品、最高賞を獲得する。 42歳 で、盆栽の最高展の国風展(盆栽展)で植木鋏、盆栽鋏の最高の評価を得る。現在、手作りの技術を受け継いでいる数少ない鋏職人のひとりとされている。 関東では、あまり馴染のない型。京都ではダルマ、堺佐助ではひょうたん型。その他、山型といわれる三角形の形をした刈り込み鋏だ。 山型を除くダルマ、ひょうたん型が関東で見かけないのは、三条あたりでコピーするにもコスト面で対応出来ない形なのかもしれない。この関東で馴染み深いのは、やはり地蔵型。 この地蔵型でも股巾に「西型」といわれる肩巾の狭い刈り込みがある。柄を握ったとき、両握の指があたらない最小巾になっている。一方、東型の地蔵型は、肩幅の大きい刈り込みが多く見られる。 股巾が大きいということは、かなり胸筋を使い開閉時間が掛かるが刃先が長ければ大刈り込みには向いている道具といえる。 京都の刈り込みには、ダルマ型、カエル又がある。ダルマは葉刈り、カエル又はサンゴ樹のような葉の大きい刈り込み、ツマミ込みの連続作業を目的にした刈り込み鋏。

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