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N鋸 対 チルトン窓鋸
テスト条件 生樹メタセコイヤ2011年台風風倒被害、切断時 幹径目通750ミリ 直径240ミリ せん断道具 改造折込み柄付き鋸 ![]() ![]() 鋸とは、かなり長文なので http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8B%B8で調べてください。 鋸の「あさり・あさり」とは 材料の切断が進んでいくと、材料の切断部分と鋸とが接触し、抵抗が増してしまう。それを解消するために鋸の刃には「あさり」と呼ばれる技術が使われている。「あさり」とは、鋸の刃が交互に外側に曲がっていることを指す。 それにより、鋸の厚み以上の太さで切断することができ、材料と鋸との接触による抵抗が少なくなる。また、木屑も外に排出しやすくなり、作業効率が上がるのである。材料によってあさりの大きさも変わり、またあさりの無い刃も存在し今回、テストする二例はいずれも「あさり」のないタイプである。 窓鋸とは 窓鋸とは、伐木作業に使用されるノコギリで、窓と呼ばれる刃渡り部分のくぼみに切りくずをかき集め、目詰まりを防ぐ工夫がされている構造をいう。 生木と木材の相違 木材とは、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E6%9D%90にあります。調べてください。 切断前の画像 ![]() ![]() 伐採したばかりの生木は水分を多く含んで乾燥していないため重い。生木の比重は0.96~0.98木材は乾燥して水分を蒸発させ気乾状態となり比重は0.39(杉材)となる。したがって水分量の多い生木には比重約60%の水分量があるということになり、せん断時に抵抗感が働く。 対象となる鋸は、双方ともアセリが無いため抵抗感が働く。鋸目の数はチルトン鋸が窓から窓まで10目、長勝鋸は5目である。 ![]() 2、切断時間 チルトン窓鋸 5分 N鋸 6分 ゴムボーイ 8分 長勝鋸講習会では、「何故植木屋の鋸の目は粗いのか」についての質問があったが単純に粗くしないと抵抗が働いてしまうからである。 3、疲労度 チルトン窓鋸: 目が粗いだけに抵抗も無くスムーズな曳き具合。 N鋸:少々目が細かいということもあり、途中抵抗感を感じ途中で鋸の面は動きが鈍くなる。 4、切断面の状況 チルトン窓鋸:抵抗感もなく、やや粗い面になっている。 N鋸:黒い部分は抵抗が働いている部分。 ![]() ![]() 左は、N鋸、黒くなっている部分は裁断時の抵抗部分。右はチルトン窓鋸 ![]() 挽き手にとって挽き切る時間が短いので優っている。しかし、切り口になる綺麗な切断面は刃の粗いチルトン窓鋸より優っている。ちなみに通常刃(ややアセリ有り)は切断に8分かかりまったく伐れない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年10月20日 18時19分09秒
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