2010/01/16(土)06:31
【僕たちの好きな東野圭吾】別冊宝島編集部編
最近こういうファンブック?のようなものが
多いような・・昨年読んだ「東野圭吾の謎」も同様
本のみならずブログもあるようで・・
今や「東野圭吾」と聞いただけで、
目にしただけで気になる人はたくさんいる
私もその一人のわけだけれど・・
どちらを読んでも作家さん、作品にについて
あれだけ分析、解説する必要があるのかと・・
確かに東野作品たくさん読んでいるつもり?の私も
うなづけるところと「え?そうだった?」と
特に前の「東野圭吾の謎」を読んだときにも感じたけれど
「百夜行」「幻夜」についてなどしつこいほどに書かれている
映画化と原作の違いとかの解説が多く
映画化、ドラマ化より原作・・と思っている私は
福山さん演じる湯川さん見たさに少しと
原作がとてもよかった「流星の絆」
映画の「容疑者・・」以外は観ていないし・・
「作品は読み手の自由、作家の手を離れたら
読者のもの。映像化も読者の一人がどう読んだか、
というだけのことだ」とおっしゃる東野さん
ドラマ「流星の絆」はあれでよかったのかな~なんて
思うけれどドラマもドラマで楽しめたし
やはりどう読み受け止めるかはそれぞれ読者の楽しみ
だからこう詳しく分析、説明されてもね・・という感じ
この本の中で面白かったこと
昨年読んだ「ちゃれんじ?」に
スキーツアーに同行するお友達の作家さん
私は初めてお名前も知ったけれど
(「ペルソナ探偵」を読んでまた読んでみたいと思った)
「福山さん似?(自称)の変態作家」の
黒田研二さんのエッセイがあって
これがとても面白かった
東野作品「毒笑小説」を読んだときに
ストーリーであるショーの司会者の
名前として出ていて「おや?」と
思ったのだけれどそのエピソードも載っていて
これもまた笑っちゃいましたね~
それにしても・・
江戸川乱歩賞受賞から次の賞受賞まで
「候補」期間も多かったよう
ガリレオシリーズでドラマ化、映画化されてから
それまでの作品、映画、ドラマ化も含めて
より一段と知名度も上がり私自身も
昔読まなかった作品を読む機会も増えたけれど
その反対に2作品の同時発刊があったりとか
(ガリレオの苦悩、悪女の救済)
発刊ペースも速い?ような・・
東野作品たくさん読めることは
うれしいことだけれど・・
私としては
最初に出会った東野作品
「天空の蜂」のように準備、
執筆期間が3年以上・・
というようなあのような作品を期待してしまう
私の中では東野作品代表作は
やっぱり「天空の蜂」
夫とあの作品が意外に知られていなかったり
賞を受賞しなかった(候補)のが信じられないと
話している
(まあ、あらゆる賞については
思うことたっぷり・・だけれど)
それにこれもまた私の一感想(いや夫と二人)であるのも
いうまでもないことだけれど・・・
次の本にワクワク、ドキドキ、楽しみ~
読書感想記録(2010~)