心のままに・・「き・ろ・く」

2010/02/18(木)13:59

【プリズン・トリック】 遠藤武文

本、漫画、映画、ドラマ,観劇等の感想(679)

第55回江戸川乱歩賞受賞作 ようやく順番が回ってきたこの作品 まずはタイトル、候補のときと違ってる・・ しかもうちの二人が欠かさず見ている(た)海外ドラマ 「ブリズン・ブレイク」 意味さえ違えど(読めば同じ意味にもとれるけれど?・・) いかにも?なんだかウケを狙ってる?・・・なんて しかも帯には「乱歩賞史上最高のトリックだ」と 選考委員の東野さんの言葉もあって 期待して読むと・・ たしかに読み始めは引き込まれる感じはあるものの なんだかごちゃごちゃと・・・ 登場人物が多くて、主人公だと思って活躍を 期待した人物があっけなく殺されてしまったり ストーリーの真ん中あたりでは振り回された感じで どうなるこの展開・・ という感じでページはどんどん進んで それでも伏線拾って後半もしかして?この人が? ラストはやっぱりと意外?と 確かにここまでの込み入ったトリックはすごいと思いつつ あの人を犯人とするのに どうして?・・・の気持ちが入り混じり この意外性がおもしろいところなんでしょう なんだか私としてはちょっと納得がいかない感じ 読後感はすっきりしない感じというところ トリックとは関係はないけれど 刑務所内での規律は興味深いものがあったし 交通事故の加害者となってしまった 受刑者やその親、 その被害者となった遺族の気持ちにの描写については それぞれに胸が詰まるところがあった それにしても初めての投稿で「乱歩賞」 ・・これはやっぱりすごいです 次の作品に期待かな・・ 次の本にワクワク、ドキドキ、楽しみ~ 読書感想記録(2010~)

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