【その鏡は嘘をつく】薬丸岳著

「刑事の約束」に続いて１１作品目 夏目刑事登場の長編作（シリーズ第二弾） 先にシリーズ第三弾をを読んでしまったが 特に問題はなかったよう この作品には夏目刑事のほかに メインとなるとても魅力的な 登場人物がいる「志藤清正検事」 小さなことを見落とさずに 事件解決の糸口を見つけていく夏目刑事 自身は決して「犯人」を許すことが 出来ないはずなのに たとえ許されない罪を 犯した加害者、 その事件にかかわってしまった人たち等・・ その心に寄り添って心の闇に 光を与えている 同じく問題を抱えながらも 正義を貫く志藤検事と 夏目刑事が違った角度から 事件を捉え協力し合って解決する ・・こういう間柄もまたとてもいい これから続編もあるだろう志藤検事の 抱えているものについての ストーリーも夏目刑事が どう拘わっていくかもまた楽しみ 現在毎日のように起きている さまざまな事件 既読の「殺人犯はそこにいる」でも思ったけれど 事件の解決は「真実」であって 「犯人逮捕」だけではない 罪を犯した人、その家族、 かかわってしまった人たち 被害者、その家族・・・ 色々な人たちの心に光を 与えなくてはいけない 次の本にワクワク、ドキドキ、楽しみ～ 読書感想（２０１４．１～） 読書感想（２０１３．１～）