2007/06/19(火)11:48
イティハーサ
本、漫画のカテゴリを追加しました。
とっつきやすい、と言う事で、
まず初めに漫画を挙げたいと思います。
水樹 和佳子さんの
『イティハーサ』。
人間世界を取り巻く亜神と邪神の存在。
人間達は翻弄されるも最後はどんな結論を出すのでしょうか、と言うお話。
当時、私は20代前半、
こんな漫画だと知らずに表紙の雰囲気に酔わされて何となく買ったのですが、
漫画だったのが幸いしたのか、内容が素直に染み込んできました。
力を宿したかのような登場人物の台詞が自分に向けられてるかのようにリアル。
登場人物のピュアさに、当時は恥ずかしさすら覚えた自分でしたが、
いかに守りに入っていたかの裏返しであった事、当時の私の歪みが窺い知れます。
同じ神智学的な漫画と言えば、
萩尾 望都さんの『百億の昼と千億の夜』を高校時に読みました。
煙に巻かれたように当時は不可解な点が多かったのですが、
今読み直せばまた印象も違う気がします。