教授のおすすめ!セレクトショップ

2015/10/02(金)00:53

始末書は男の花道2

今日もいい日だ(1260)

 前に私が始末書を書いた、という話を書きましたが、あの後日談が出てきまして。  大学の出版会から本を出した時、製作費よりも安い値段で定価をつけたところ、大学の事務からクレームがついて、印刷を担当してくれた会社に迷惑がかかりそうになったことがあったわけ。  で、そうなると担当してくれた印刷会社のMさんという人に迷惑がかかると思ったもので、とにかく私が始末書を書いて、悪いのはぜーーんぶ私なので、Mさんは一つも悪くない。それどころかMさんはうちの大学の卒業生で、いつも誠実に真面目に仕事をしてくれる。そのMさんに迷惑が掛かっては申し訳ないので、Mさんの会社にクレームつけるのはやめてくれと、圧倒的な謝り方で謝ったんですわ。  で、それはそれで片が付いたのですけれども、これがね、案外いい方に話が回ったらしいんです。  私が始末書の中で、Mさんはうちの卒業生で、当該の印刷会社ですごく頑張っている、いつもいい仕事をしてくれる、ということを書いて、その始末書が大学の事務のあちこちに回ったおかげで、Mさんを応援してやろうという機運が盛り上がったらしく、うちの大学の仕事がMさんを通じてMさんの会社に依頼されるようになったんですな。  それでMさんから私にお礼のメールが来たと。  いやあ、そうでしたか。そいつは良かった!  前にこの話を書いた時も、始末書は男の花道、泣く子も黙るような始末書を書いてやるぜ、と啖呵を切りましたけれども、実際、そうなったでしょ。  だから、相手に有無も言わせず圧倒的に謝るってのが、いいんだよね。謝り方って、重要よ。謝り方ひとつで、その後が良くなったり悪くなったりしますからね。  ま、とにかく今回はめでたしめでたし。Mさんのために少しだけでも役に立って、私も光栄でございます。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る