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カテゴリ:教授の読書日記
ひと月ほど前に出版されたばかりの画期的な英語教則本『裏ワザ流英語術』、アマゾン・レビューも付き始め、もちろん5点満点の高評価ばかり!
これこれ! ↓ 基本12動詞で何でも言える裏ワザ流英語術 [ 尾崎俊介 ] とはいえ、その真価から言えば、まだまだ十分に社会的認知を受けているとは言い難い・・・。本来であれば、もっと注目を浴びるべきものなんすよ。 例えば、今、書店に行くと、こんな本が英語教則本として売れている。 これでネイティブっぽ! ゲス女の英会話 [ YYYOKOOO ] これね、私もチラ読みしてみたんですが、書き方といい、内容といい、確かに読んでいて面白い。だから、こういう本が売れるのも理解できる。 しかし、この本の著者の英語マスターへの道のりってのは、なかなかに厳しいものがあるよ。 著者によると、英語学習最良の教材はアチラのドラマであると。だから、そういうドラマの中で自分の気に入る奴を死ぬほど繰り返し見て、すべてのセリフをそらんじられるくらいにする。それがまず大前提ね。 その上で、実際に自分が発音した英語を録音し、ドラマで俳優たちが発音しているのと比べながら、ほぼ同じレベルになるまで繰り返すと。そういう血のにじむような努力をして英語をマスターした著者が、その知見のごく一部を披歴した本、それが本書なわけ。 だから、この著者と同じだけの英語力を身につけたいなら、著者と同じだけの努力をしろ、ということだよね。 それ、やる? 膨大な時間かけて? 無理でしょ。 それにさ、いかに大量のドラマを視聴して、そこで出てくるセリフを丸覚えしたとしても、そのセリフはあなた自身が言いたいことではないでしょ。つまり、この本を読んでも、やっぱり自分の言いたいことは英語にできないってことじゃん。つまり、この本買っても、英語はマスターできないということだよね。 世に出ている英語教則本ってのは、基本、それ式よ。 だけど、↓ これは違うの。そういうのとは。 基本12動詞で何でも言える裏ワザ流英語術 [ 尾崎俊介 ] 英語の何が不安って、「自分にはこれ、英語で言えるかな、それとも言えないかな?」という不安でしょ。言えるかもしれないし、言えないかもしれない。言えなかったら大恥だ、という不安。 だけど、本書が主張しているのは、「12動詞の使い方を、本書の指示通り学べば、言えない英語はなくなる」ということなのよ。使う動詞は12個だけ、しかもその使い方も「主語+動詞+形容詞+名詞+場所の特定」の順に並べるだけでいい、っていうんだから、読んだその日の内にマスターできる。 その日の内、だよ! 12動詞ですべての英会話が可能というのは、もう証明されていることなのね。ひょっとしたら言えないことがあるかも知れない、っていうことはないの。 だから、英語への向き合い方が変わってきます。「これ、英語で言えるかな、それとも言えないかな?」ではなく、「自分がこれを英語で言えることは既に決まっている。だから、どう言えばいいか、考えよう」という風になります。で、どう考えればいいかも本書の中に指示してあるので、あてずっぽうに考えなくてもいいの。決められた道筋通りに考えればいいの。 そういう本よ、この本は。だから画期的なんじゃない。 というわけで、英語に悩む多くの人々に言っちゃいますけど、この本買って読んで! そしたら、この本が従来の英語教則本とまったく違うシステムだ、ということが分かります。是非! 基本12動詞で何でも言える裏ワザ流英語術 [ 尾崎俊介 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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11月に読売新聞の子どもの詩に掲載されたみつなりの母です。
ブログで取り上げて頂いた時はとても驚き、そしてとても嬉しく、家族皆で喜びました。その節はありがとうございました。 今回英語教則本、購入させて頂きました。本人は何のこっちゃでしょうが、将来みつなりに使わせたいと思います。 (February 20, 2021 09:28:21 PM)
みつなりの母さんへ
すみません、ちょっと人を間違えてしまいました! あの詩はほんとに可愛らしく、良い詩だなと思いました。小さなお子さんが使う関西の言葉が、なんとも言えない可愛らしさで。 ああいう優しい気持ちを持ったまま、大きくなってもらいたいですね! (February 23, 2021 06:23:16 PM) |
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