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カテゴリ:教授の読書日記
常盤新平さんの『ベストパートナー 「夫婦」という名の他人』という本を読了したので、心覚えをつけておきましょう。
これこれ! ↓ ![]() 【中古】 ベストパートナー 「夫婦」という名の他人 / 常盤 新平 / 講談社 [単行本]【宅配便出荷】 まあ、一言で言って、ひどいね。読む価値無し。 常盤さんが直木賞を獲った小説『遠いアメリカ』を読んで、常盤さんは素敵な女性と出会ったんだなあと感心し、なのに一体なぜ、この人と離婚したんだろうと不思議に思っていたわけよ。そんな素敵な女性を悲しませて他の女と再婚するとはどういう心境だったのだろう? その辺の事情が書いてあるのかなと思って、この本を読んでみたのですけど、前の奥さんと別れた理由とか、別な女性と再婚した理由などは全然書いてない。 書いてあるのは、夫婦関係なんてものに幻想を抱いてはいけないよ、という話ばかり。で、その根拠となるのが、二番目の奥さんとの結婚生活なわけ。 で、実際、読んでいると、まあ、この再婚した奥さんというのがひどい人でね。まったく可愛げがない。そして常盤さんに対してまったく関心がないし、ひどいことばかり言う。毛ほどのデリカシーもない。 そういうひどい奥さんと暮らしていて、常盤さんは夫婦というのは所詮他人なんだから、妙な期待なんかしないで、なるべくことを荒立てないようにしながら、お互い慣れ合うしかないという悟りに至り、それを本書の中で読者に向かってアドバイスするんだけど、さすがにここまでひどい奥さんを例に挙げられてもねえ・・・。全然参考にならない。 もちろん、ここに描かれていることと、実際の奥さんがまったく同一とは限らないけれども、それにしても、なんであの素敵な奥さんを捨ててまで、この人と再婚しなくちゃいならなかったのか、さっぱり分かりませんわ。 だから、この本読んでいても、ちっとも楽しいことがない。マジで読む価値ないわ~。 師走のこのクソ忙しい時に、くだらないものを読んでしまった。とんだ時間つぶしでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 14, 2024 01:00:10 PM
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