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カテゴリ:教授の雑感
『図書新聞』という、その筋では有名な書評紙が、どうやら今、存亡の危機にあるらしい。同社のXで、「マジでヤバイので、どうか定期購読してください」という趣旨の、悲痛な叫びが掲載されておりました。
まあ、しかし、そういうことを言い出すようでは、もう存続は無理なのかもね。余程のテコ入れをしない限り。 でも、そうなるだろうなという予感は前々からありました。 だって、私が書いたとっても面白い本の数々を、『図書新聞』さんは一度も書評してくれなかったんだもん! 取り上げるのは、小難しい専門書みたいなのばっか。一般の本好きを無視したような書評紙の作りなんだから、いずれこうなるのは予想できたはず。 たとえば YouTube の書評番組で『積読チャンネル』というのがある。二人の書評家が話題の本を取り上げ、面白おかしくトークを繰り広げるのだけど、この番組、相当人気があるようで、この番組で取り上げられた本は、その時点で何百冊と予約が入る。何でそれを知っているかと言いますと、私の本がこの番組で取り上げられ、実際、そのくらいの注文が入ったから。 この番組が人気なのは、一般の読書人に興味がありそうな本を取り上げ、それをネタに面白いトークを繰り広げるからよ。だから、この番組は読書界にそれだけの影響力を持っている。 一方、『図書新聞』が存亡の危機にあるのはなぜ? 一般人には興味を持たれそうもない本を、小難しく取り上げるからじゃないの? 『積読チャンネル』の人気を見れば、書評という行為が必要とされていることはよくわかる。だから『図書新聞』が同じく書評という行為を生業にしながら人気を得られていないのは、書評する本の選択が間違っているのと、「面白く取り上げる」という方針をとっていないからじゃないかと。 さあ、どうする、『図書新聞』さん? 「定期購読してください!」などとヘルプ信号を発信するより、「面白い本を面白く取り上げる」という方針をドーンと打ち上げる方がいいんじゃね? そう言えば、明後日、私が書いた次の面白い本が出るんだったなあ・・・。 「先ず隗より始めよ」なーんて言葉もありましたよねえ・・・。『図書新聞』復活ののろしは、まず私の面白い本を、面白く紹介することから、始めたらいいんじゃないの??? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 27, 2025 11:05:23 PM
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