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カテゴリ:わけ分からん
学習院大学の上岡伸雄先生が『東京大空襲を指揮した男 カーティス・ルメイ』(ハヤカワ新書)を出されたようで、毎日新聞に書評が載っておりましたね。
これこれ! ↓ 東京大空襲を指揮した男 カーティス・ルメイ (ハヤカワ新書) [ 上岡 伸雄 ] いいな、大新聞に書評されて。羨ましい・・・。 それはいいのだけど、でもこれって、アメリカ文学研究の一端ではないですよね? どう見てもアメリカ(史)研究の分野。 最近、日本のアメリカ文学研究者が文学研究以外の研究をするようになっている気がするのは私だけ? アメリカ文学者がこのところ出す本って、映画論か音楽論ばっかな気がする。それかアメリカ史。もちろん、アメリカ映画やアメリカ音楽、あるいは上岡先生の今回の本のようにアメリカ史にまつわる研究は、いわば文学研究から地続きの分野ではあるので、それをすることが悪いとは言いませんよ。言わないけれど、でも、大本のアメリカ文学研究がお留守になっているのでは、ちょっとどうなのかなと。 私自身は、異端の研究者でありまして、学会ではイロモノ扱いですけれど、私がこれまでにやってきた研究は、「アメリカ大衆文学出版史研究」にせよ、「アメリカ読書会研究」にせよ、「アメリカ女性向け文学研究」にせよ、はたまた現在やっている「アメリカ自己啓発本研究」にしても、これ、全部、アメリカ文学研究だからね。文学を研究するというところからは一歩も離れていない。 しかも、私がやっている研究は、どれも手つかずの沃野で、課題は山ほどあるのに、研究しているのは私一人、というのばっか。こっちにこんなに面白いアメリカ文学研究の沃野があるよ~って、私がずっと言い続けているのに、誰も追従しないというね。 で、目先の利く人はアメリカ文学研究「以外」の研究を始めるし、そうでなければ十年一日の古い手法で、誰も読まないような作家の、誰も読んでいないマイナー作品を、重箱の隅をつつくように研究しているばかり。これじゃあ、日本のアメリカ文学研究が衰退するのも無理はないな。 ほんと、アメリカ文学研究って、一体、どこへ行ってしまったんだろう? 「そして誰もいなくなった」って、まさに日本のアメリカ文学研究の話だな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 25, 2025 12:39:27 PM
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