次の本の執筆
まもなく、今度の金曜日に新著の全国発売がありますが、これはもう、私からすれば過去の話。今は次の新著の原稿執筆に励んでおります。 でね、今度の本ですが、実は1月くらいから書き始めていたのよ。金曜日に出る本の校正作業が終わった段階で、すぐに取組み始めましたのでね。 だけど、どういうわけか筆が乗らないというか。今一つ、調子が上がらなくて、珍しくしばらく放置してしまっていたわけ。もちろん、その間に色々やるべきことがありましたら、仕方がなかったというところもあったのですが。 でもね、なんか、一昨日あたりから潮目が変わったの。一旦潮目が変わって調子が出ると、私は割と原稿は早い方で、一昨日昨日の二日間で一章分の原稿を仕上げることができちゃった。で、今日もその次の章を書き始めたのだけど、引き続き調子はいい。どんどん書ける。 で、本当は今日はもう一つ、別な原稿に手を入れようかと思っていたんだけど、急遽、その予定を取りやめて、今書いている方の原稿に集中することに。だって、一旦乗り始めた筆の勢いを止めたくないんだもん。 ところで、何で潮目が変わったのか。 実はね、ちょっとあることをしたのよ。 何をしたかって? 聞きたい? 教えなーい。(めんどくさ!) ウソウソ。教えてあげましょう。 あのね、万年筆を使ったのよ。 私はもうずっと原稿はワープロで書いておりますが、アイディアを出す時はペンを使って紙に手書きで書き出すこともある。 だけど、その習慣も最近はやらず、アイディアの段階からワープロを使うようになっていたわけ。 でも、筆が停滞したことを機に、ちょっと気分を変え、紙に手書きでアイディアを書き出してみた。それも、今回はボールペンではなく、万年筆で。 そうしたら、何だか知らないけど、わーっと書くことが思いついて、止まっていた原稿が一気に進んだと、そういう次第。 で、思うんだけど、手と脳って、つながっているんじゃね? だから脳がつまったら、手を動かしてみる。そうすると、つまりが取れて、スムーズにアイディアが流れるようになるのではないかと。 筆を変えると、止まっていた原稿が進むようになるって、北方謙三先生も言っていたけど、あれは本当ですな。 というわけで、現在、執筆絶好調の私。しばらくはこのまま、突っ走ってみますわ。