スティーブン・キングを読んでいると
飛行機の中というのは案外、読書が捗るところでありまして、まあ、狭い場所に長時間閉じ込められるという状況が読書には持ってこいなんでしょうけれども、私は海外出張の時は大概、空港内の書店でペーパーバック本を買って機内で読む、ということを習慣づけております。 で、今回、ハワイからの帰国便の中で読んでいたのがスティーブン・キングの『If It Bleeds』という中編集。これこれ! ↓If It Bleeds: Mr. Harrigan's Phone, the Life of Chuck, If It Bleeds, Rat IF IT BLEEDS [ Stephen King ] スティーブン・キングのことにさほど詳しいわけではないのですが、読んでみると手練れの書いたものというのか、やっぱり読ませるのよね。ホントに上手に読者を作品世界の中に引き入れてしまう、っていう感じ。私も引き入れられてしまった・・・。 で、それはいいのですが、この小説集を読んでいると、使われている英語の構文が、私が『裏ワザ流英語術』という本の中で主張している構文ばっかりなのよ。まるでスティーブン・キング御大が、「そうそう、釈迦楽先生の言う通りだよ。英語っていうのは、こうやって書いたり話したりするんだよ」と、私の主張を裏書きしてくれているよう。 『裏ワザ流』の本、英語教則本の傑作だと自負しているんですけど、その割には売れていない。英語教育系の人たちから完全に無視されているからね。 だけど、実際にスティーブン・キングを読んでごらんなさいよ。キング自身が「裏ワザ流」で小説を書いているとしか思えないよ。ウソだと思ったら、キングの本と『裏ワザ流』の本、両方買って比べてご覧なさいな。私の本がいかに英語の本質を突いているか、分かるから。これこれ! ↓基本12動詞で何でも言える裏ワザ流英語術 [ 尾崎俊介 ] 英語を勉強したいと思っている人は、世にゴマンとある英語教則本なんか全部投げ捨てて、とりあえずこの本を読んでごらんなさいな。目からウロコ状態になること、間違いなしよ。