946656 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

黒木安馬さんの「プラス思考の習慣」講演

○日 時:平成15年9月26日(金)13:15~16:15
○場 所:三重県四日市庁舎6階大会議室
○講 師:黒木安馬氏
○テーマ:「プラス思考の習慣~ヤラなかったのか、
      ヤレなかったのか~
      1万メートル上空から観た人生成功学!」
○内 容:以下のとおり(文責 山路)

・この講演は「あなたはどうなんですか」という考える時間に
したい。
・JALでチーフパーサーとしてフライトが2万時間になる。
・本田宗一郎さんに「牛を見たことがあるか、それでは牛の耳
と角がどちらが前にあるか」と聞かれたことがある。
・普段、目にしているものでもそのつもりで見ないと何も見えな
いということで「観る」という漢字を使う。
・人生は一回切りである。神様は「どなた様も一回切りにさせて
いただきます」と言った。レーダーに近いものがあれば良いは
と思う。
・人の為というのは「偽物」。ホンダは、入社式で会社のために
働く人は要らない。自分のために働いてベンチャーを起こして
欲しいと言っている。
・「聞く」は、門の前で聞こえてきたものをきくことなのですぐ忘
れるが、「聴く」は、自分の耳で心を使い、プラス思考で聴くこと
である。
・人は年齢により、□が多くなり、囚になる。
・人間には登り坂、下り坂と「まさか」という坂がある。
・何かをする時に最大の敵は自分の心にある。
・プロは、なぜできないのかの説明がうまい。
・能の世界に離れて見る「離見」というのがあるが、ときにこれ
が必要である。
・「あなたの夢は何ですか」と聞かれてすぐに3つ出せるか。1
つでも出るか。
・成功とは他人との比較ではない。オンリーワンであれば人の
数だけ成功がある。
・飛行機に乗っているというとすぐに機長かと聞かれる。パーサ
ーはPURSE(財布)から来ている。
・スチュワーデスの条件の一つは、イエス・ノーがはっきり言える
ことである。
・通常、飛行する高度である1万メートル上空は-60℃である。
・65歳にして人生が分かれる。27%が要介護人生、60%が生活
人生、10%が余裕人生で残りの3%が思い通りの人生
・死神に取り付かれ、命をなくすか、それともこれまでと全く同じ人
生をもう一回繰り返すかと言われたときに迷わず、繰り返すと言う
ようになって欲しい。
・前置きが長くなったがここまでにする。機内でファースト・クラス
に乗るような各界の一流の人と接してきた経験から言うと、「成
功者の共通点」には3つある。
1 会話の中に「しかし」が出てこなくて、出てくるのは「なるほど」
である。
 人間には三匹の「タイ」がいる(認められタイ、褒められタイ、
お役に立ちタイ)が、「しかし」と言う人は1しか知らなくても10知っ
たかぶりをするが、「なるほど」と言う人は100知っていても知らな
いふりをする。
 加賀屋の女将に聞いた接客業の心得は一つ聞いて一つ褒める
ことである。
2 「だから」(できない)ではなく、「だからこそ」(やる)と考える。
なぜできないかと考えるのではなく、自分の意思でやると考える。
3 「書く」ことで忘れないようにする。できるかできないかに関係
なく自分の夢を書き出していってそのうち、不可能なものに×を
をつけると×がつくものはない。
 最大の障害は自分の心にある。書けないということは曖昧だから
である。ビジュアライゼーションが大事である。
 例えば、明日やることを書き出し、番号をつけ、声に出してみる。
 人間の脳は、顕在意識が20%を占め、潜在意識が80%を占める
から潜在意識にも訴えることで自然に考えなくてもできるようになる。
・過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる。
・繰り返ししゃべってみる。大ぼを吹いてみる。
・例えば名刺交換したらその場でいろいろ質問し、そのデータを名
刺に書き込んでみる。自分に関心を持ってくれるのだから相手が
不快になることはない。
・私は50円切ってを貼った葉書を常に30~40枚持っていて、名刺
交換した相手にには必ず出す。年賀状の枚数は8万通である。
・相手は、葉書が来るなんて予想しない。その分印象に残るから
今度会ったとき、こちらは忘れていても覚えていてくれて自社の上
役等に紹介してくれる。費用としては安いものである。
・葉書に対して真っ先に返事が来るのは超多忙の人から順番で暇
な人ほど遅く、来なかったりする。
・仕事は忙しい人に頼まなくてはいけないし、車を買うのも忙しい人
からにする。その方が対応が迅速である。
・人は会った瞬間の6秒で、敵か味方か、好きか嫌いか、一緒にや
っていけるかどうかを判断できる。
・赤ん坊を笑わすにはこちらが笑えばいい。JALの時、スチュワー
デスに割り箸を持たせ、口にくわえて笑顔の練習をさせていた。
・自分の人格異常にものは売れない。
・人間には、ガム型人間とするめ型人間がある。前者は後で味が
なくなり、後者はかめばかむほど味が出る。日本人に多いがこの
忙しい時代にそこまで付き合っていられない。
・今日やれないことは10年経ってもできない。「そのうち」と「いつか」
は人生にはない。
・人間はよかれと思って行動している。誰もけなされたいと思ってい
ない。けなす人にはやってみろよと思う。
・松下幸之助氏が乗ってきっとき「あなた方の働きぶりはすごい。忙
しいだろうから、後で良いから水を一杯欲しい」と言われた。飛んで
持っていった。仕事だから横柄に言われてもやるが、心がこもらない。
・お元気です「か」とは言わない。お元気そうですね。と言うようにす
る。「陽言」を使うようにする。
・褒め言葉とお世辞は違う。良いと思ったことは口に出して伝える。
・恋愛は見つめあうこと、結婚は同じ方向を見ることから始まる。
・上昇志向の言葉を常に3つ以上用意しておく。
・「心」に思っていることは「行動」になり、「クセ」になり、「品性」にな
り、「人格」になり、「運命」になり、「心」に戻る。
・社内で対立しているグループがあったとしたらお互いに口に出して
良いことだけを言い合うようにするとうまくいく。
・成功者は、元気で、明るく、遊び好きで、欲が深くて、いいかげんと
いう5つの特徴がある。

                                     以上
 
<参考>黒木安馬さんの著書
「面白くなくちゃ、人生じゃない!」KKロングセラーズ
「出過ぎる杭は打ちにくい!」ワニブックス
「小説・球磨川」ワニブックス上下巻



© Rakuten Group, Inc.