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人生やキャリアのメタファーと友人に関して

<人生やキャリアのメタファーと友人に関して>

<人生やキャリアのメタファー(隠喩)の例>
 「働くひとのためのキャリア・デザイン」金井壽宏著PHP新書
□「四季」:人生やキャリアは、季節のようにサイクルをなしている。(安定期と節目=移行期を繰り返しくぐる)し、世代から世代へとつなぐものもある。エール大学の生涯発達心理学者のダニエル・レビンソンがこの喩えを書名に使った。
□「太陽の動き」:人生を日の出から、日没までの太陽の動きになぞらえたのは、かのカール・グスタフ・ユングである。中年を人生の正午と捉える点が前向きでいい。
□「劇場」:シェークスピアや尾崎紅葉でなくても、ごく自然に、人生を劇場になぞらえるひとがいるだろう。仕事の世界にも、舞台があり、ストーリーがあり、主演がいて、いっしょに演じるひとがいて、クライマックスでカタルシス(感情を洗い流すこと)に至るまで、行為も感情も舞台に渦巻く。
□「マラソン」:その長さゆえに、瞬発力で走る100m競争ではなさそうなので、人生や何十年にも及ぶ仕事生活をマラソンになぞらえる人もいる。このたとえだと、ミドルはちょうど折り返し点にさしかかっているところになる。
□「蝋燭」:わるい冗談のようだが、ゆっくり確実に短くなっていって、最後は火も蝋燭そのものも消える。一見暗いメタファーではあるが、光はしなやかに燃えていて凝視の対象にもなる。時間の有限さを感知するにはもっとも適切なメタファーかもしれない。


<友人に関する言葉>
□空気と、光と、友人の愛、これさえ残っていれば、気を落とすことはない。
  (ゲーテ ドイツ作家)

  そういえば、ゲーテの臨終のことばは、「光をもっと光を」でしたか。

□常に良き友と話し、異見をも請け申すべく候。人の善悪は友によると聞こへ候。
  (藤堂高虎 戦国武将)

  郷土の武将としてNHKの大河ドラマに取り上げてもらう運動もある藤堂高虎ですが、人の異見もよく聞いたからこそ、秀吉、家康などと戦国時代に主君を代えながらも外様大名として一目置かれる存在になれたでしょう。

□金をつくるより友人をつくれ。
 5年間に5人の友人ができたらしめたものである。
 10年間に10人の友人ができたら天下無敵である。
 (山口瞳 作家)

  5年間で5人、10年間で10人の友人とは、少ないように思うかもしれませんが、本当の意味での友人をそれだけつくるには並大抵のことではないのかもしれません。
 
□己の周りに己より賢い人物を集めた男 ここに眠る。
 (アンドリュー・カーネギー 鉄鋼王)

 墓碑銘に刻まれたことばとして有名ですが、最後はこうありたいものですね。人の価値は、最後に決まると思えば人生の途中の挫折、失敗などどれほどのこともないと思えてきますね。



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