<自己改善のための言葉><自己改善のための言葉>「トヨタ流 自己改善力」若松義人著 経済界 で私が特に共感した言葉 (◆引用 ◇解説 ○私見) ◆「汗」を出しすぎるな 知恵が出にくくなる ◇トヨタ生産方式の生みの親である大野耐一氏の言葉に、 「能率とは工程の進み方が大切であって、汗を多くかくこと ではない」がある。 ◇今でも、ただ体を動かす人や、夜遅くまで残業している人 を、「頑張っているな」と評価する上司は多い。やっている 本人も胸を張っている。だが、それが仕事の成果に結びつ いているかといえば、話が別なのだ。 ○仕事の評価を質ではなく、量や時間でしかできない人は 困ります。時間内に成果をあげる人が評価されるべきであ って残っていること自体はむしろマイナス評価になるのです。 ◆よくない状況がよい頭脳をつくっていく ◇「人は困らなければ知恵は出ない」とは、大野耐一氏の 言葉である。 ◇困ることを「いやなこと」「つらい」とだけ受け止めてはい けない。「知恵を引き出すきっかけだ」「よりよいモノをつくる ための大切な過程である」という面に目を向けよう。 ○「艱難辛苦汝を玉とす」という言葉は真理のようです。 困ったときでも明るくその状況を楽しみ、いかにして克服する か知恵を競い合いたいものです。 ◆成功を出発点にするのが自信 成功を到達点と思うのは 過信 ◇「サービスというものは、あるレベルを目標にして計画を 立てても、それが達成されると今度はそこが当たり前のサ ービスになり、つぎつぎと新しいもっと進んだサービスを実現 しなければならない、という宿命を持っている」 (『経営学』日経BP社) ○「成功者」ではなく、「成長者」になりたいものです。 ◆遠大な目標を立てて微小な改善に分割せよ ◇「何がなんでも1位になろう」ではただの精神論、根性論に なってしまう。大切なのは遠大な目標の一方に、こまかな改善 点をいくつも掲げるということだ。それをひとつひとつつぶして いった結果として「1位」が見えてくる。 ○ビッグ・ピクチャー(大きな夢)を描きつつ、スモール・ウィン (日々の成功)を得ることでそれを達成できるということです。 ◆原因不明のできごとは自己原因にしてみよう ◇不振の原因を外部に転嫁しているうちは、何も変わってい かない。もちろん環境や時代も理由のひとつにはちがいない のだが、それだけを追っていては真の問題解決にはいきつか ない。 ◇ものごとがうまくいかない理由を安易に外に求めてはいけ ない。本に書いていること、評論家の言うことは理由の一部 にすぎない。本当の理由は自分自身で探し求めるしかない。 ○自己責任で自分が変わることで、不利だと思っていた外部 環境も有利にすることもできます。 ◆小事を大事にせよ それが仕事である ○「神は細部に宿る」ということを忘れてはいけません。 ◆なんでも知っている人になるより一つでもやってみる人になれ ◇見るだけ、学ぶだけ、実行については他人事、これでいいわ けがない。どれだけの視察や研修を繰り返しても、これでは何も 変わっていかない。生半可に知識があるだけに批判はできるが、 知識があっても意識がなければ、知識がなくても「変えていこう」 という意識が強い人たちよりたちが悪い。 ◇見るとき、学ぶときには、いつも「自分の問題に置き換えること」 と「どうすれば自分の仕事に活かせるかを考える姿勢」が大切だ。 ○高みの見物の評論家でいて、できない理由を考えているより、 どうしたらできるかを考えたいものです。 ◆熟考しても見えないなら断行すれば見えてくる ○考えすぎると中々行動に移せません。ある時点で思い切ること も時には大事です。 ◆成功する秘訣は成功するまでやめないことだ ○未来は予測するものではなく、実現するものですね。 ◆「あれこれ」より「まずこれ」が仕事のコツ ◇「あれもこれも」は何もしないのと同義語だ。まずは一点にこだ わってみる。そうすれば自信がつく。自然と広がりも出てくる。 ○予算、組織といった自治体の経営資源も限られている以上、 あれもこれもではなく、選択と集中で重点投資したいですね。 ◆「できるできない」ではない 「望むか望まないか」である ○できない理由をあれこれ考えている暇があったら、やりたいと 思ったことをやる方法を考えたいものです。 ◆「生き残る」のは手段 「勝ち進む」のが目標 ◇「少し努力すれば手が届きそうな直近に目標を置いた企業は、 チャレンジャーに抜かれる。どんな企業も成長を目ざすなら、世界 一の横綱企業を競争相手に設定しなければならない」 ○目標はチャレンジングでアグレッシブなものにしたいですね。 ◆最高の知恵は最初の「なぜ」にある ◇思い込みや習慣に縛られては、よい知恵は出ない。「規則だか ら」であきらめるのではなく、「なんとかならないか」と考えるのが 「トヨタ流」だ。 ○仕事ぶりを規則に縛られた「ルールドライブ型」から、目的を考え た「ミッションドライブ型」に革新したいものです。 ◆時代は毎日変わっている 仕事も毎日変えていこう ◇セブンイレブン・ジャパンを育てた鈴木敏文氏が、よくこんなこと を言っている。 「私たちの競争相手は競合他社ではないし、他業種でもない。そ れはただ一つ、時代の変化です。その中でめまぐるしく変わるお客 さまニーズにどう対応していくか」 ○周りが進歩していく中で、現状維持に留まっていてはすぐに周回 遅れになってしまいます。 ◆指示通りやればすむ時こそ指示通りで終わりにしない ○指示されたことしかできないレベルから、指示されたことの意味 を考え、それを上回る成果を出したいですね。 ◆腕を上げるコツはひとつ ネを上げないことだ ◇「ものごとができない理由は百ほどもある」という。 ○自治体職員は、評論家ではなく、プレーヤーでありたいものです。 ◆知恵は貯金と逆だ 引き出し続けることで増えていく ○アイデア、提案は共有しフィードバックされて結合改善していきます。 ◆人があきらめるところにチャンスが転がっている ○あきらめたらその時点で終わりですから、私は夢をあきらめません。 |