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<失敗から学ぶ言葉>

<失敗から学ぶ言葉>

 「『勝負強さ』を鍛える本」ジョン・C・マクスウェル著 齋藤孝 訳・解説
                三笠書房

 (■引用 ○私の意見)

■失敗した時に一番大切なのは、何だろう。それは、「自分の素質や運
命が悪い」と考えて落ち込むのではなく、「まだ自分には『技』が足りなか
った、未熟だった」と考えることだ。この「技」という視点があれば、「失敗
の責任はどこにあるか」を冷静に見極められる。
 (本書の著者 ジョン・C・マクスウェル)

○失敗したときに求められるのは、責任追及より、原因追求です。


■きわめて硬い(難い)ものが3つある。鋼鉄、ダイヤモンド、それに自分
を知ることだ。
 (ベンジャミン・フランクリン)

○俗に自己評価は2割増しと言われるように、己を正しく知ることは至難
の技です。


■一日の終わりに「さて、今日も一日失敗せずに過ごせてよかった」と
喜ぶ人ほど使いものにならないものはない。
 (「エクセレント・カンパニー」の共著者 トム・ピーターズ)

○退職の時に、「大過なく」と言う人も、挑戦しなかったという意味で、
使いものにならなかったのでしょう。


■「『立場』がないと失敗すらできない」ということだ。つまり、ビジネスマン
であれば、どんなに小さくてもかわまないが、自分のプロジェクト、自分の
案件で責任を持って動かなければ、成功どころか失敗もできないという
ことだ。言うならば、失敗できるチャンスがあるだけでも幸せものだという
ことである。
 (本書の著者 ジョン・C・マクスウェル)

○チャレンジできるステージを持っていることの幸せを思えば、挑戦への
意欲がより沸いてくるように思います。


■常に輝いている人とそうでない人を分ける要素は、私が知っているかぎ
りたった一つだ。それは、「失敗や逆境を克服する力」の有無である。
 凡人と成功者を分けるのは、失敗をどのように克服し、「勝負強さ」や
「真の実力」という財産に変えるかだ。

○人や組織は失敗そのものよりもそのことへどう対処したかで評価が分か
れ、批難されることになります。


■逆境には必ず、それよりも大きな報酬の種が隠されている。
 (成功哲学の大家 ナポレオン・ヒル)

○「艱難辛苦汝を玉とする」とか「我に七難八苦を与えよ」と言います。好ん
で苦難を求めるわけではありませんが、苦難に陥ったときには抜け出した
後の明るい未来を思い描き、奮起したいものです。


■人間の本質は不完全性だ。
 (ジャーナリスト ノーマン・カインズ)

○人間はそもそも間違い、失敗を犯すものだという立脚点に立って危機管
理をしていく必要があります。


■牛を手放さないかぎり、どれだけミルクをこぼそうと、どうってことない。
 (テキサスの古いことわざ)

○ついつい目先の小さな失敗に目を奪われ勝ちですが、取り戻せる失敗
は過度に気に留めないようにしないと大きな成果を逃がしてしまうことにな
ります。


■われわれは結果を出すために給料をもらっている。「いい人」でいるため
にもらっているわけではない。
 (コカ・コーラ社元会長兼CEO ゴイズエダ)

○よく「あの人はいい人だ」ということを人物評価で聞くことがありますが、
いい人であるかどうかは業績、仕事の評価とは関係ありません。職場は
仲良しクラブや同窓会ではないということを肝に銘じる必要があります。


■確信を持つこと。いや、確信を持っているかのように行動せよ。そうすれ
ば次第に本物の確信が生まれてくる。
 (画家 ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ)

○私は、異動した人に次のようなメッセージを贈るようにしています。
 「新しい職場でのご活躍を期待し、祈念し、そして何より確信しています」


■大成功を収めた瞬間、人は今後これ以上の体験をすることはないだろう
と思い、大失敗した瞬間、これで何もかも終わりだと思う。しかし、どちらも
現実的な考え方とは言えない。どちらの出来事も、実際はそのとおりになら
ないからだ。
 (作家 J・I・パッカー)

○成功、失敗や勝ち、負けもそのときはうれしかったり、悔しかったりします
が、冷静に考えれば一時のこと、次の勝負に向けて、さらなら成長に向けて
その経験をどう活かすかです。


■過ちを犯すことに費やされた人生は、何もしなかった人生より立派であり、
しかも有益である。
 (劇作家 ジョージ・バーナード・ショー)

○行動したことの後悔より、行動しなかったことの後悔の方が後々まで響き
ます。


■あなたが「できる」と思おうと「できない」と思おうとどちらも正しい。ただ結
果が違うだけだ。
 (フォード自動車創業者 ヘンリー・フォード)

○成功への第一歩はまず「できる」と思うことから始まります。


■いつも同じことしかしない人は、いつも同じものしか手に入らない。
 (古いことわざ)

○凡人が平凡なことを繰り返していては、平凡な結果しか手に入れること
はできません。


■短気は自分の首を絞める。毒気を含んだ言葉は向けた相手よりわが身
を蝕むのだ。
 (19世紀の英の作家 チャールズ・バクストン)

○一時的にすっきりするからといっても、自分が言われて嫌な言葉を発す
れば相手を傷つけ、いずれは自分に返ってきます。


■人生でなすべきことは、他人を超えることではなく、自分を超えることで
ある。すなわち、自分の記録を破り、今日の自分が昨日の自分を超えて
いかなければならないのだ。
 (スチュアート・B・ジョンソン)

○自治体や企業においても気にしなければならないのは、他の自治体や
同業他社の動向ではなく、住民や顧客の意見、要望です。


■苦しいから逃げるのではない。逃げるから苦しくなるのだ。
 (米心理学者 ウィリアム・ジェームズ)

○誰しも嫌なこと、苦手なこと、苦しいことからは逃げたいですが、逃げて
も状況は好転しません。


■かけがえのない人間になるためには常に他人と違っていねければなら
ない。
 (ファッション・デザイナー ココ・シャネル)

○日本では、とかく異端児されがちになりますが、欧米では「人と違う」と
いうことは、褒め言葉、評価の対象になります。


■自分が何を得られるかより、何を与えられるかを考えよう。なぜなら、
与えるという行為ほど崇高なまのは他にないからだ。
 (本書の著者 ジョン・C・マクスウェル)

○Give & Takeは、決してTake & Giveになりません。得ることが先にあ
ってはいけないのです。Give & Givenー利他の精神で先に与えればい
つか与えられることになります。


■人生とは面白いものである。最高のもの以外、何も受け入れずにいる
と、しばしば最高のものが手に入る。
 (英作家 サマセット・モーム)

○Do your best, and It must be first class!という清里開拓の父、ポー
ル・ラッシュの言葉を忘れないようにしたいものです。


■有能な人は、失敗から学ぶから有能なのだ。成功から学ぶものなど、
たかがしれている。
 (米劇作家 ウィリアム・サローヤン)

○「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」と言って勝負
事でも勝ち試合からより負け試合から学べるのです。


■失敗は何も語らず、常に真実の前を歩んでいる。
 (英政治家 ホレス・ウォルポール)

○非常に意味の深い言葉だと思います。


■自分がしたことに対する後悔の念は、時間が緩和してくれる。癒しが
たいのは、しなかったことに対する後悔の念だ。
 (ショート・コラムの名手 シドニー・J・ハリス)

○同じ後悔するなら、チャレンジしての後悔にしたいですね。


■信号が全部青になってから、家を出ようと思ってはいけない。
 (重量挙げ元オリンピック代表選手 盲目の実業家 ジム・ストーヴェル)

○成功が約束された事業なら誰でも着手するでしょう。


■学びを受け入れる態度とは、「私がどんなに多くのことを知っていたとし
ても(あるいは知っていると思っていても)、この状況には学ぶべきことが
ある」という心の持ち方だ。
 (本書の著者 ジョン・C・マクスウェル)

■「勝者は、人からエキスパートと賞賛されていても、まだまだ学ぶことは
たくさんあるとわかっている。敗者は、学びによって自分の拙さを思い知る
前に、人からエキスパートと呼ばれたいと思っている」
 (シドニー・ハリス)

○松下幸之助は、たとえ自分が知っていることでも、部下からの報告には
感謝を欠かさなかったそうです。そうしなければ次から情報が入ってこない
ことを知っていたからでしょう。
 琵琶湖が満々と水をたたえていられるのは周囲より低いからです。


■古いことわざに、「宝石は磨かなければ光らない。人も試練を経てこそ
一人前になる」というのがある。失敗の中には、必ず「成功という宝石」が
隠されている。見つけるのに苦労することもあるだろう。だが、前向きな
気持ちで探せば、必ず見つかるはずだ。
 (本書の著者 ジョン・C・マクスウェル)

○自らの失敗の中に次への教訓という宝を探すことができれば価値ある
失敗と言えるでしょう。


■学びを知識に結びつけてはいけない。行動に結びつけるべきだ。
 (本書の著者 ジョン・C・マクスウェル)

○学んだことを言葉に出して広く共有し、有言実行していきたいものです。


■何事も全力を傾けるまでは、躊躇や後戻りがあり、決してうまくいかない。
全力を傾けた瞬間、その決意から神の摂理が流れ出る。夢にも思わなか
ったようなさまざまな出来事が起こり、物質的援助がもたらされる。
 (ゲーテ)

○「人事を尽くして天命を待つ」という言葉がありますが、外部の要因に委
ねるのは自分の全力を尽くしてからにしないとただの神頼みになります。


■変化は人間的成長のきっかけとなる。変化によってマンネリから抜け出
し、新しいスタートを切り、自分の方向性を見つめ直す機会が得られる。
変化に抵抗するとは、成功に抵抗することだ。変化を受け入れる柔軟性を
身につければ一回り大きな自分に出会えるはずだ。
 (本書の著者 ジョン・C・マクスウェル)

○「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き残るのでもなく、
唯一生き残るのは変化できる者である」というダーウィンのことばを思い
出します。


■報告で上がってきた情報のうち、5パーセントぐらいが正確な情報だと
思っておいた方がいい。その5パーセントを識別するのが、指揮官の腕
の見せ所だ。
 (ダグラス・マッカサー元帥)

○悪い情報の場合はそもそもトップまで上がってこないケースがあるので
それを如何にして把握しておくかもトップの力量です。不祥事が起きてから
「本当か」と部下に聞いても後の祭りです。


■必ず成功するという決意が何より重要だ。
 (エイブラハム・リンカーン)

○はじめから「失敗するかもしれない」と思っているようではそもそも成功
は望めません。


■人生は挑戦することが次から次へと出てくる短距離レースのようなもの
だ。短距離レースに勝つための価値あるインセンティブを自分に与えられ
たら、意欲が沸いてくるだろう。自分のインセンティブを高める際には、次
の3点に留意すること。

・目標を達成してから、自分に褒美を与える。
・達成目標を細分化して、褒美を与える回数を増やす。
・他人を巻き込む。仲間がいると責任感が増し、達成の喜びも共有できる。

○目標を達成したら誰も褒めてくれなくても、「自分で自分を褒めて」褒美を
あげるのもいいかもしれませんが、達成した目標に比べて大きすぎる褒美
にならないように注意する必要はあります。


■アルバート・アインシュタインは大学時代、教授から「君は才能がないか
ら、法学か医学に専攻を変えた方がいい」と言われたが、「才能がないから
物理学にしがみついているのです」と挑戦し続け、不滅の業績を残した。
 凡人と大物の差は、大物は挑戦し続けることを「決断した」ということだけ
なのである。
 (本書の著者 ジョン・C・マクスウェル)

○凡人である私も「力及ばずして敗れることは辞さないが、力尽くさずして
挫けることを拒否する」ことを信条にして、自分の限界までチャレンジして
いきます。





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