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<もう一度がんばるための言葉>

<もう一度がんばるための言葉>
「1日1分元気になる法則」 福島正伸著 中経出版
(■本からの引用 ○私の意見)

■自分の使命を変えるときには、「何がうまくいくか」ということよりも、「自分
がどう感じるか」ということが大切です。自分の使命が何であるかということに
気づくために、感性があるのですから。

○ミッションを意味する「使命」は「命を使う」と書きます。それほど重たいこと
なのです。


■出会いとは運ではなく努力である。
 「出会いたい」という思いが強ければ強いほど、人は積極的に行動するよう
になります。つまり、強い思いを持って行動していると、必要な人が自分のま
わりで見つかるようになっていくのです。

○「セブンアップの法則」や「6次の隔たり理論」というのがあり、自分を軸に
関係を手繰っていくと、6回目や7回目で目的の人に会えるということです。
 実験では平均5回で目的の人にたどり着いたとのことですが、回数は問題
ではなく、それだけの熱意や根気があれば地球上で会えない人はいないと
いうことでしょう。


■どこまでやることを「努力」というかは、人によって異なります。十回やった
ら努力だという人もいますし、百回やったら努力だという人もいます。さらに、
千回やらないと努力ではないという人もいるわけです。
 ものごとは、自分の努力のレベルに合った結果しか出せませんから、努力
したのに結果が出ないとすれば、それは努力が足りないだけなのです。

○人間は肉体的限界が来る前に、自ら精神的限界を設定する生き物ですか
ら、まず「もうダメだ」という意識を克服する必要があります。
 その上で、努力が実を結ばないとすればやり方の見直しを含め、さらにやっ
てみるしか特別な方法はありません。


■世界最高峰のエベレストの登頂をめざす登山家には、登る前に、必ずやっ
ておかなければならないことがあるそうです。
 それは「次の目標を立てること」なのです。
 なんと、山で亡くなる登山家の八割が、下山のときに遭難するのだそうです。
 ですから、下山のときこそ、必ず生きて帰るという強い意志を持つことが必要
になります。

○チャップリンは「これまでの最高の作品は」と聞かれたとき、「ネクスト・ワン」
(次の作品)と答えたそうです。
 生きているうちは常に成長を目指すという気構えは登山に限らず必要です。
そうでないと生物的には生きていても、存在意義がなくなってしまいます。


■結果はどうあれ、人生の中で、ものごとをどう受け止めるかということです。
失敗しようが成功しようが、それよりも、置かれた状況の中で「どう生きるか」
「その経験から何を学んで、どれだけ成長するか」、このことが何よりも大切
なことだと思います。つまりそれは、失敗してもめげず、成功してもおごらず、
学び、成長し続ける生き方です。

○学びということに関しては、幕末の志士、高杉晋作や桂小五郎、さらには
坂本竜馬にも大きな影響を与えた吉田松陰の言葉を私は自分の信条にし
ています。
 それは、密航を企て、失敗し、獄中にあった時、牢番に「梱りが流されて
何も書物がないので書物を差し入れて欲しい」と松陰が頼んだとき、牢番は
「明日にも処刑される身で何を言うか」と言ったことに対する言葉です。
 松陰は「人一日この世にあれば一日の食を食い、一日の衣を着、一日の
家に居る。何ぞ一日の学問、一日の事業を励まざるべけんや」と言ったの
です。私が解説するまでもなく、「人が一日生きていれば食事をし、服を着
て、家に住むのに、何で学問や仕事をしない理由があるか」ということです。


■大切なことは、何をするにしても「なぜやりたいのか」という自分の思いを
判断基準にするということです。

○「判断基準」は、「物差し」と言い換えることもできます。自らの物差し、そし
てそれは身内の物差しではなく、社会の物差しを持ちたいものです。


■人はだれでも、まわりの他人のことが気になるものです。あなたが何を考え
て、どのように行動しているか、まわりはちゃんと見ています。ですから、あな
たがどんなふうに毎日生きているかに合わせて、まわりの人は言葉を変えた
り、接し方を変えたりしているのです。

○何をするしても周りが気になるものですが、人は人、自分は自分と割り切っ
て、時には「世の中の人は何とも云わば云え、我が為すことは我のみぞ知る」
(坂本竜馬)と開き直ることも必要です。


■競争は、昨日の自分とするもので、他人は支援する対象と考えます。

○他人と比べると、上には上があり、下にも下があるので、生産的思考になり
ません。それよりは過去の自分と比べてどれだけ成長したかを目安にしたいも
のです。


■相手の欠点を批判することは、自分を正当化しているだけですから、自分に
とっても、相手にとっても、何の意味もありません。人を批判するくらいなら、む
しろ自分を批判したほうが、自分自身が成長するきっかけになります。そうすれ
ば、相手との関係が悪くなることもありません。

○人を批判したり、非難したり、さらには中傷したりする中でも、匿名でのそれ
は最悪です。相手方に反論の機会を与えないからです。
 戦うなら、高みの見物や物陰に隠れて石を投げるのではなく、せめて正々堂
々とやりたいものです。


■私は、すべての出会い、すべての仕事を、人生最後と思って、大切にしていき
たいと思います。

○一期一会という言葉がありますが、これが最後の機会と思えば、おろそかに
できませんし、嫌な思いで別れることなどできないはずです。


■大切なことは、仕事の内容よりも、仕事の意味や意義を見いだすことです。
そのためには、常に「これは一体、何のためにやっているのか」と、自分に問い
かけることが必要になります。

○三重県では野呂知事の下、常に「何のために、誰のために」を考えて県政を
運営しています。


■「会社で仕事をする」と思うと、楽しくないけれど、「会社で世界を変える」と思う
と、楽しくなる。「電話を取ることが仕事だ」と思うと、楽しくないけれど、「電話の
取り方で世界が変わる」と思うと、楽しくなる。「問題を解決するための打ち合わ
せだ」と思うと、楽しくないけれど、「世界を変える打ち合わせだ」と思うと、楽しく
なるのです。

○同じ仕事でも、やらされている、リアクティブな「仕事」(作業)ではなく、自ら進
んでやっている、プロアクティブな「志事」(しごと)と捉えることでモチベーションが
格段に違ってきます。


■自分が今取り組んでいる仕事でやっていきたいと思っているにもかかわらず、
自信がなかったり、結果を残せなかったりして、悩んでいる人もいるでしょう。し
かし私は、それでもあきらめずに自分の目指している道を進んでいくべきだと思
います。才能の「ある・なし」や、自分に「合う・合わない」というのは、そもそも単
なる思い込みにすぎないのですから。

○人の能力に大差はありませんし、仕事は合うものではなく、自ら合わせるもの
です。


■私は、本当の強さというのは、「転んでも起き上がること」だと思っています。
起き上がることさえできれば、何度でもまた、前進を続けられるわけで、そうい
う生き方をすることが本当の強さだと思います。

○「七転八起」、「転んだら起きなはれ」の精神ですね。但し、同じ原因で転んで
いては進歩がないので、学習は必要です。


■すべての限界は、過去の限界であり、これからの限界ではありません。

○限界とは、この方法ではできない、上手くいかないということがわかったという
確認に過ぎません。


■自分の気持ちは、自分の考え方次第で変わるのです。事実がどうであるか、
相手がどうであるかではありません。自分自身が、どう考えるかです。

○状態や環境といったものは、変えようがありませんが、自分の捉え方はどの
ようにも変えることができるのです。そうであれば自分に都合よく勝手に前向き
に捉えればいいのです。


■私たちはいつも、人間としての器の大きさを試されています。すべては自分が
成長するために、必要なことばかりです。

○その気になれば、どんなことからも、どんな人からも学ぶことができます。
 会う人は、我以外皆師匠です。


■私たちが最も大きな影響を受けるのが、自分が出会った人々です。自分と他
人との相違を肌で感じることで、自分のあり方を振り返ることができます。すると、
自分が大切にしたいことや、自分らしさとは何なのかが、わかるようになってくる
のです。それによって、自分がめざす未来も見えてくると思います。

○ダイヤモンドはダイヤモンドで磨かれるように、人は人に会うことで磨かれま
す。「小才は縁に出会って縁に気づかず、中才は縁に出会って縁を生かせず、
大才は袖刷りあう縁をも生かす」(柳生家の家訓)のです。


■人間はどんなに頑張ったつもりでも、実はそれ以上に、もっと頑張ることがで
きるものです。どんなに限界だと思っても、「何か方法はないか」と探せば、まだ
できることがいくつもあることに気がつくと思います。

○あと、ひと掘りすれば、金脈にたどり着くかもしれないのに、その手前であき
らめる人の何と多いことでしょう。あきらめてしまう前に、常に、最後にもう一回
の精神でチャレンジしたいものです。


■つまり、ものごとが実現できるかどうかというのは、自分があきらめるか、あき
らめないかだけに尽きるといっても過言ではありません。うまくいかないことがあ
るのではなく、うまくいく前に、あきらめることがあるだけです。

○よく「ありとあらゆることをやったけど、ダメだった」といういい訳を聞くことがあ
りかすが、それは嘘だと思います。ありとあらゆることなど、一生かかってもでき
っこないのです。その前にあきらめている自分がいるだけではないでしょうか。


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