2006/06/16(金)17:04
大気汚染防止対策のための法規制の仕組み 発生機構 窒素酸化物
* 窒素酸化物(NOx)
· 燃焼に伴って発生するのは一酸化窒素(NO)と二酸化窒素(NO2)であり、総じてNOxと呼んでいる。
· 環境基準
1時間値の1日平均値が【0.04~0.06】ppmまでのゾーン内かそれ以下。
· ボイラーの排ガスの90~95%は【一酸化窒素(NO)】であるが、大気に放出されるとオゾンなどとの反応によって二酸化窒素(NO2)に酸化される。
· NOxの毒性の主原因物質は【二酸化窒素(NO2)】であり、環境基準も二酸化窒素(NO2)について定められている。
· 【炭化水素】とともに光化学オキシダントの原因物質であり、SOxとともに【酸性雨】の主要な原因物質である。
· カドミウム、鉛、フッ素などとともに【有害物質】のひとつに指定されている。他の有害物質と比べ排出量も多い。
· NOxの生成経路
1. サーマルNOx:燃焼用【空気】中のN2とO2が高温状態で反応して生成
2. フューエルNOx:【燃料】中のN分が燃焼中に酸化されて生成
· 排出量
業種別
1. 電気(26.5%)
2. 【窯業・土石製品製造】(14%)
3. 鉄鋼(11.5%)
4. 化学工業(11.1%)
5. パルプ・紙・紙加工(6.3%)
6. 廃棄物処理業(5.9%)
施設別
1. ボイラー(42.5%)
2. ディーゼル機関(18.6%)
3. 【業製品製造用焼成炉】(12.4%)
4. 廃棄焼却炉(7.0%)