2007/08/13(月)10:45
ディーゼル機関
ディーゼル機関
圧縮点火方式の容積形内燃機関
燃料の自然着火温度以上になる圧力まで空気を圧縮し、着火に外部エネルギーを用いない。
高圧縮比で熱効果が高く、運転操作は容易である。
燃料は石油、重油でローコストである。多くはA重油で、C重油も使用される。
排ガスには、窒素酸化物、硫黄酸化物、ばいじんが含まれる。
---窒素酸化物---
サーマルNOxが主である。燃焼期は4期あり、第2期にサーマルNOxの多くが生成されると考えられている。
直接噴射式と副室式とでは副室式の方が低濃度である。
---硫黄酸化物---
燃料中に含まれている硫黄の燃焼によって生成する。
---ばいじん---
気相析出形(=酸素不足からの不完全燃焼によって生成)と残炭形(=B重油、C重油による残留炭素の不完全燃焼によって生成)がある。第3・4期に生成される。酸素不足が原因であるが、全体として空気過剰であっても、部分的な酸素不足の条件で生成される。