ダイヤモンドのこと(原石について)
新緑の美しい季節です。お山の方に遊びに行くと、山桜や山つつじ、山藤などが咲き、色とりどりでふわふわのヒナの頭のようで、この時期の景色が大好きです。東北地方にも、春の訪れとともにやさしい癒しの風が吹きますように。 最近、大きなダイヤモンドを商わせていただける機会が何度か続きました。その度に、さまざまなたくさんのカットのダイヤを見る回数が増えるわけですが、ここは、このディーラーたちの力の一番必要とされるところであるということを目の当たりにしました。確かな懐かしい実感です。 ダイヤモンドは、地球の深いところで結晶化していき、その結晶化の過程ですでに品質がある程度決まっています。掘り出されたり、地上で見つかったりしたときに、どんなに腕のよいカッター、研磨職人が手がけても、カバーできない品質というものがあるのです。最高品質は、多くの場合すでに行き先が決まっています。どんなにカラーが透明で、内包物が無くとも、カットによって、その原石の質は表れてしまうことがあります。そして、それは大抵プロにしか分かりません。特に、ファンシーカットで大きくなればなるほどその幅は大きくなっていきます。たとえば、SI-2という鑑別結果がでていても、端の方に透明な結晶が含まれていて、ルーペでみても美しい、そして原石自体の素材が最高品質であるため、カットが素晴らしく、輝きがVSクラスのと並べてもはるかに勝る、そしてお値段もグッと低いという石達があります。そんな石は、めったに出回りません。 今回は、カットの難しいファンシーカット(丸は、実はファンシーほど難しくないのです)で最高のカット、プロポーションのダイヤを取り扱わせていただき、お客様に随分と喜ばれました。本当に良いものは、店頭に並ぶことはあまりありません。あっても、信じられないような高値がついています。そのようなことが世の中では常識として続いてきたと思います。嘘のない、値段相応のものが購入できるお店に出会いたいですね。[photo]合計6ct.以上のファンシーカットダイヤ達。最高の輝きと透明感を持っています。