「自分たちで日本国を守ろう！」大統領令はあくまで米国第一主義

2025.01.23

「自分たちで日本国を守ろう！」大統領令はあくまで米国第一主義

カテゴリ：政治経済

さて、ドナルド・トランプ氏がアメリカの第四十七代大統領に就任。「米国第一で黄金時代」と演説し、早速、大量の大統領令に署名しました。

　新たな時代、と言うよりは「違う時代」が始まることになるのでしょう。

『トランプ氏「米国第一で黄金時代」第47代大統領に就任
　米国の第47代大統領に共和党のドナルド・トランプ氏（78）が20日正午（日本時間21日午前2時）に就任した。30分間の就任演説では米国民の利益を最優先する「米国第一」を掲げ、「黄金の時代がいま始まる」と唱えた。（後略）』

　大統領選におけるトランプ大統領の勝利については、これまでにも三橋ＴＶなどで何度も解説してきました。

　リベラリズムとグローバリズムが結びついたことによる移民問題を始め、アメリカの各種課題について「○○イズム」で対応してこなかったのがアメリカ民主党でした。

　就任時の演説で、トランプ大統領は、
「過激で腐敗したエスタブリッシュメント（支配階級）が我々市民から権力と富を奪い、社会の柱は折れ、荒廃が横たわっている」
　と、語っています。

　さらに、
「すべての不法入国をただちに停止し、何百万人もの犯罪外国人を送り返す。南部国境に軍を派遣し、わが国への悲惨な侵略と戦う」

　不法移民対策、石油や液化天然ガス（LNG）など化石燃料の開発再開発のために、国家緊急事態を宣言すると明かしています。

　就任式が終わると、トランプ大統領は次々に大統領令に署名していきます。

　大統領令とは、大統領が署名することで、政府や軍に命令できる強力な権限です。策定された規則や規制は法律と同等の力を持つことになります。　

　但し、各種政策に予算が必要だった場合、予算は「議会」の承認が必要になるため、実質的に効力を持たなくなるケースもあります。また、大統領令の無効を提訴され、違憲判決が出れば、無効になります。

――――――――――――――――――続く――――――――――――――――――

記事タイトル：大統領令

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