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テーマ:頼むよ日本政府!(948)
カテゴリ:政治経済
言葉は思考を生み、思考は哲学を生み、哲学は政策を生む。
何の話をしているのかといえば、2012年、自民党が野党だった時代に、わたくしは亡くなった安倍総理や、麻生太郎(最高顧問?)に何度か「デフレ化の仕組み」について説明しました。
要するに、バブルが崩壊し、民間のバランスシートの借方の資産の実質価格が暴落しても、貸方の借入金は減らないため、民間が借金返済に走る。当然、所得から消費や投資に回るおカネが減る。そのタイミングで政府が緊縮財政を強行すると、消費や投資という「需要」が益々「しぼみ」、経済はデフレ化する。
もっとも、当時は上記の説明はしたものの、 「デフレーションの語源であるDeflateとは、物価の下落でも貨幣の不足でもなく「需要がしぼむ」という意味」 とは、説明しませんでした。
デフレーションが「Deflate」であり、需要がしぼむ経済現象であると理解すれば、 「ああ、デフレーションは総需要不足なのね。ならば、国民を救うために、政府が財政政策で需要を創出しなければ」 という哲学、政策に至るのですが、現実の安倍政権は、 「デフレは貨幣現象」 という謎理論に騙され、いわゆるリフレ派政策が行われた。結果、十年以上が無駄になった。
「デフレは貨幣現象」ではなく「デフレは総需要不足」という納得感を、2012年にもっと自民党の政治家たちにインプットすることができれば、歴史は変わったかも知れない。 ――――――――――――――――――続く―――――――――――――――――― 記事タイトル: 言葉が狂えば、政策が狂う▼ブログの続きを見る https://ameblo.jp/takaakimitsu ============================== お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2025.03.25 05:50:34
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