|
カテゴリ:カテゴリ未分類
うちの病院職員の間では、夏頃からプールで泳いで減量しよう、という動きが流行している。
個人的に誘われていたし、ぜひ参加したかったのだが 今年は時期的に臨床心理士資格試験が迫っていたこともあり、丁寧に断っていた。 自分はストレスが増えてくると、ストレス太りと同時に、もともと持っている2つの持病が顔を出してくる。 今年は資格試験の勉強を死ぬ思いでやってきたことがたたり、体重が8キロ近く増え、しかも十二指腸潰瘍とアトピー性皮膚炎がひどくなってしまった。 特にアトピーは近年ではいちばんひどく、到底、プールで裸になれないような状態。今も毎日薬を飲んで、塗って、正直つらい思いをしている。 最近、プールを促進している職場の先輩が何かあるたびに 「お前は痩せないな」というようなことを言ってくる。これでも食事療法で5キロ痩せたのだが、言ってもしょうがないな、と思い、相手は看護のトップだし、黙っていた。 それでも相手は俺が聞きたくないと無視している後ろで、自分がプールで15キロ以上痩せたことを自慢げに話している。 今日も俺の顔を見て「なんだその丸い顔は」と一言・・・。 今日の今日ばかりは本当にキレそうになったが、抑えた。 アトピーがひどくてプールに行けないくらい悩んでいる姿や 死ぬ気で勉強して頑張っていたつけが、今来ていることを悩んでいる姿を彼は知らない。 知らないところで食事を減らして減量したり、毎日飲みたくもない薬を飲んで、身体全身に塗るつらさ。それを彼は知らない。 それを喋ることは格好悪いと思うから絶対に言わないが、 看護のトップ、ましてや精神科看護のトップという、人の心の痛みをより理解していなければならない人間が 相手の気持ちを量ることを忘れ、何も考えずにいる事実。 久しぶりに情けなくなった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|