2005/11/15(火)00:15
DV犬、ニーナ
それは、昨日、ニーナと散歩に行く時に、起こった。
我々が、スニーカーに履き替え、チェーンを持った瞬間から、ニーナは発狂する。
『散歩に連れて行ってもらえるんだー!!』
バンビのように、庭中を走り回り、全身で喜びを表現する。
私が、スニーカーのひもを結び直そうと、しゃがんだ瞬間、ニーナが、私の下に潜り込んで、キスをしようと顔を上げた。
がつーーん。
彼女の石頭が、私の顔の左半分に当たった。
痛さのあまり、その場にしゃがみ込む私。
鼻血が出たかと思ったが、涙と鼻水だった。
もちろん、ニーナは何でも無い。
石頭めー。
しかし、ニーナは悪くない。
私の不注意なのだから、仕方がない。
散歩から帰って来てから、左目の上、眉尻あたりが、ズキズキする。
夜には、ぼっこり腫れていた。
今朝は、どす黒くなっている。
子供の頃にみた、四谷怪談を思い出してしまった。
こわいなー。
アンソニーは、『その腫れが治まるまで、一緒に出かけられないなー。DVと間違われるから。』と、笑っていた。
偶然にも、先程の昼のニュースで、ポルでも家庭内暴力が、深刻な問題になっているとあった。
暴力を振るう人の年齢が、下がっているらしい。
恋人同士でも、パートナーに、暴力を振るう若者が増えているそうだ。
うちの場合、犬なのだ!
しかし、このご時世、この顔を見れば、誰でも、DVによる被害者だと思うであろう。
『あそこの住み込みの中国人女性(私のこと)は、DVを受けているらしい』などという、まことしやかな噂を立てられないように、腫れが引くまでは、家にじっとしていることにしよう。