今年いちばんかも知れない。
すっぽりはまった本。
アヒルと鴨のコインロッカー
きっかけは、チームバチスタだった。
レンタルDVD屋に子供にせがまれて行って、
私は一本だけ借りる。
チームバチスタを借りようとしたが、
まだ、テレビドラマが途中だったので、
なんとなく、関連作品として手に取ったのが、
↓これだった。
楽天ブックス
すっかり、騙された。
だって、瑛太だもん。
まったく想像つかなかった。
子供達も、つられて見ていたが、
面白かったようだ。
『面白いよー!!』と、大興奮で師匠に伝え、
日曜日に原作本を図書館で予約をした。
ところが次の日、
師匠から、すでに調達したと連絡をもらい、
私の大興奮が伝わった上に、なんと仕事が速いのかと、
師匠が就職する時には推薦状を書きたい気持ちだった。
早速借りて、読む。
私は、仕事が忙しいと、
読書量が増える。
仕事のことが頭のどこかにあると、
何故か、夜中や明け方に目が覚めて。
つまらないことが気になって眠れなくなる。
デリケートな一面も持っている(自慢?)
仕方がないから、本を読むんだけど、
面白くて、眠れないので、
これもどうかと思うのだけど・・・。
特に冬場は布団から出たくないから、
布団にくるまり、夜中や明け方に読書をするには最適だ。
話は逸れたが、
『魔王』も読んだ。
魔王
これは漫画にもなっているのか。
自分が、とっても遅れている気がしたが、
すっかり好きな作家の上位にランクイン。
何がそんなにいいのかと、上手く書き表せないが、
『ごきぶり』を
『ごきげんようおひさしぶり』と表現するリズム感と言うか、
日本語のお遊びが、凄くいい。
しまいには『せせらぎ』になってしまう辺りのセンスが、
たまらない。
『あとがき』は作家にとっては重要ではないそうだが、
読み手にとっては大切だと思う。
魔王の『あとがき』はとてもよかった。
コピーして貼っておきたいくらいだ。
とても折り目正しい人物を想像している。