だいたい、普段、学校でなにか悪い事があると、
『オレ、今日、先生におこられた』
と、ただいまがわりに言ったりする。
が!!
昨日、やった事は、
軽いのりでは話せない出来事だったので、
どう、話を切り出そうか、タイミングを計っていたそうだ。
ひどい話なので、いいタイミングなんてあるわけないが、
ご飯が終わって、一息ついてから、話し出した。
今日、Sくんと一緒に、
Aくんの生活ノートを勝手に読んだ。
それを先生に見つかって、大目玉を喰らった。
なんということをしてくれたの!!
大ショックだよ、お母さんは・・・当分、立ち直れんし、
Aくんに悪くて、涙がでる。
先生にも拳骨をいただき、
本人も反省。
先生!よくぞ、見つけてくださいました。
でも、やっぱり、家でも一発殴っておかないといけない。
今日も、Aくんに謝ったけど、
明日、もう一回、謝る
謝っても、やってしまった事は元に戻せないけど・・・。という。
お母さんからの信頼を裏切った事を、どうしてくれるか?
と聞くと、
オレが、これからよい行いを積み重ねる事をするしかないでしょ。
口ぶりから、本当に反省してるのか?と、不安がよぎる・・・。
オレ、絶対、これはお母さんが、滅茶苦茶怒ることだと思った。
だから、なかなか言い出せんかった。
悪い事だとわかっているから、許されないと思う。
それを、わかっていて、やったという事は、
単に調子に乗りすぎ、おふざけで、済ませないから!!
以後、生活態度を改めるように!!
テレビで夏目漱石の『草枕』の一節が朗読される。
『世の中に片付くなんてものは殆(ほと)んどありゃしない。一遍起った事は何時までも続くのさ。ただ色々な形に変るから他(ひと)にも自分にも解らなくなるだけの事さ』
このままだと、漱石と同じく、胃潰瘍を患いそうな気がする。
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